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母学アカデミー学長 河村京子が伝授
”成功する子ども”を育てる究極メソッド

母学コラム

母学コラム詳細

勉強にご褒美は必要?テストの点がよかったらお小遣いをあげる?

「子どもががんばったご褒美」a0001_013135-198x300

どうしていますか?

我が子たちが小学生の頃、
マラソン大会の応援に行くと、
たくさんのお母さんたちが大声で
声援を送っていました。

「10位位内に入ったら、ゲームソフト
買ってあげるよ~!」

「20位位内だったら、2000円お小遣いあげるよ!」

これを読むとびっくりですが、
案外心当たりがある方も
いらっしゃるかもしれませんね。

中には、

「頑張ったらごほうびがあって
当然じゃない。
ご褒美のためにがんばるのも
いいのでは?」

と考える方もあるでしょう。

ここで、「ご褒美の意味」について
考えてみましょう。

先程はマラソンでしたら、ここでは
「勉強」について考えてみましょうね。

子どもが勉強する心のエンジンとして

「勉強って楽しい!」
「新しいことを知るっておもしろい!」

「勉強しないとお母さんに叱られる」
「勉強をしたらいい大学(高校)に
合格する」

などがあるでしょう。

これらを分析すると、前者が
「内的動機
(内側から湧き上がる感情)」、

後者が
「外的動機
(外側から与えられる要因)」
言い換えると、「アメとムチ」です。

「テストで成績が良くなれば、どっちでも
いいでしょう」

と思われるかもしれませんが、
この2つの要因には大きな違いが
あります。

内的動機から勉強する子は
やればやるほど、勉強が楽しく
なります。
当然ですね。

でも、外的動機で勉強していると
外的要因がなくなったら
勉強しません。

例えば、お母さんが見ていないから勉強しないとか
大学に合格したらもう勉強しないとか。

日本の大学がレジャーランド化して
久しいと言われますが、
日本の教育は
「恐怖による支配」を元にしています。
つまり「外的動機」が
大きいわけです。

だから、大学に合格してしまったら
もう勉強する必要がないのですね(笑)

ここまでは、聞かれたことがあると
思いますし、なんとなく常識で
理解していただけると思います。

しかし、ここからです!!

(「やってはいけない脳の習慣」
青春新書からの引用)

p95p95

イチバン成績がいいのは

「内的動機が高く、外的動機が低い」群

なのです!それもずば抜けて!!

それは、
「内的動機、外敵動機共に高い」
群よりももっと、成績がいいのです。

そして、
「他者から与えられたご褒美は
内的動機を低下させる」(p100要約)

そうです!!!

つまり、ご褒美をあげると
やる気がなくなる ということです。

つまり、
「いい点を取ったら、お小遣いをあげる」

というやり方は、ご褒美(外的動機)の
ために勉強するようになって、
内的動機(やる気)を低下させる

ということなのです!!

これらは、私も今まで言っていましたが、
経験的な感覚で発言していました。
(もちろん、多方面の知識の中から抜粋して
の発言です)

しかし、ここまでデータを出して
解説した本はありませんでした。

(理系の)私はデータに弱い(笑)

ここまで数値で出されると、
納得です!

ただし、外的動機のうち、やる気を
低下させないものがあるそうです。

それは
「お母さんの笑顔!」

「がんばったね(^^)」
「よくやっているね(^^)」

そんなお母さんの笑顔が、子どもの
やる気を応援するのです!!

だから、子どものご褒美は
「お母さんの笑顔」

にしましょうね!

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