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母学アカデミー学長 河村京子が伝授
”成功する子ども”を育てる究極メソッド

母学コラム

母学コラム詳細

【授業参観や懇談会、先生との個人面談で気をつけたいこと】

新年度が始まって少し経つと、授業参観や懇談会がある小学校も多いと思ます。
小学校だけでなく保育園や幼稚園でも、保育参観や保護者会の機会があります。

お子さんにとっての新しいクラスや新しい友達。
それはお母さん同士でも同じで、初めて会う我が子の先生や同級生のお母さん方とのコミュニケーションの取り方に、不安を感じることもあるかもしれません。

今回は、そんな集まりの場で我が子のことを話すとき、先生と話をするとき、ぜひ知っておいてほしいことをご紹介します。

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●子育てに謙遜はNG!●

授業参観のあとの懇談会では、お母さんたちが順番に子どもの紹介をする場面があると思います。

そんなとき、

「うちの子はこんなダメなところがあるんです。迷惑をかけると思いますがよろしくお願いします」
「こんな困ったことをしてしまうことがあるかもしれません。何かご迷惑をかけたときは連絡してください!私が叱りますので」

など、ご自身のお子さんを、つい卑下してしまっていませんか?

日本人の美徳のひとつに、「謙虚」「謙遜」があります。
控えめな大和撫子は日本女性の理想かもしれませんが、子育てに関しては「謙虚」や「謙遜」はNGです。

親が人前で子どものことを紹介するとき、つい、「他人の前では身内を良く言わない」という日本ならではの謙遜の文化で対応したくなってしまいます。

でも、お母さんたちが、みんな本気で子どものことを悪く思っているわけではないはずです。

お子さんがその場にいないとしても、お母さんのそんな雰囲気は伝わってしまいます。

そうすると、子どもの自己肯定感はどんどん下がってしまうのです。

日本人は自己肯定感が低いといわれますが、これは日本独特の「謙虚」「謙遜」の文化が影響していると私は考えます。

では、いったいどんなふうに話したらいいのでしょう?

初めての場で、「うちの子はお利口で器用で頭も良くて、自慢の子なんです!」とは、さすがに言えないですよね(笑)

そんなときは、

「うちの子はこんな困ったところもありますが、こんないいところがあるんです」
「算数は苦手のようだけれど、体育は大好きで今年もリレーの選手になりたいと頑張っています」

など、必ずプラスの言葉を添えてください。

お子さんが目の前にいないとしても、お母さんがお子さんのことをプラスに捉えている姿勢を、お子さんに伝えることができます。

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●子どもが褒められた時も、謙遜はせずに有り難く受け止めよう●

これは、我が子が先生やお母さん方から褒められた時も同じです。

たとえば私は、「ありがとうございます、そんなふうに見えて嬉しいです」と返していました。

「お宅の息子さん、算数がよくできますね」
「ありがとうございます、数字がとても好きみたいですよ。私は算数が苦手なんですが」

「長男さん、東大に合格されたんですって?本当に頭がいいのね〜、うらやましいわ」
「ありがとうございます、私にはわけのわからない世界ですが、本人はいつの間にか受験して、合格をいただけたんです」

など。

コツは、自分のことは謙遜して、子どものことは決して悪く言わないこと。

子どものことを持ち上げるのは日本人にはなかなかハードルが高いですが、自分を下げることで結果として子どもも傷つけず、相手にも悪い印象を与えず会話をすることができます。

外国では、子どもが賞を取ったりすると、その賞状を車に貼って、街中を走ったりするそうです!

周りに気を遣うのは骨が折れますが、未来の日本では、子どもを褒められたら、
「そうなんです、うちの子は頭がいいので私も嬉しいんです」なんて言えるような環境になったらいいですね。

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●学校の個人面談の結果を子どもにどう伝える?●

小学校に入ると、年に数回、担任の先生との個人面談があります。

我が子が担任の先生からどう評価されているかが気になり、お子さんもお母さんに何を言われるか気になり、親子で緊張する一瞬です。

でも、実際の個人面談では、悪いことだけ言う先生も、いいことだけ言う先生もいらっしゃらないでしょう。

お子さんのいいところと直してほしいところ、そしてこれからの課題も言われると思います。

お母さんが緊張して身構えていると、どうしても悪いところだけが強調して聞こえてしまいがちですが、お子さんにはぜひいいところを伝えてあげましょう。

「○○ちゃんは明るいんだってね。クラスが明るくなるって先生がおっしゃっていたよ。お母さん嬉しかったな。」

など。

「騒がしくて困る場面があります」と言われていたら、
「明るく発言するタイミングをもう少し考えたら、ますます良くなるっておっしゃっていたよ」と付け加えてあげましょう。

本人にしっかりと伝えたいことがあるときには、親の感情は介入させずに、伝書バトに徹してみるのもオススメです。

「騒がしいときがあるっておっしゃってたよ〜」
「忘れ物が多いっておっしゃってたよ〜」

など、私は、言われた事実をそのままに、感情は加えずに伝えていました。

新しい環境で、お子さんはきっと、とても頑張っています。

次の日からも元気に学校へ行けるように、先生やお友達のことがますます好きになるように、上手にサポートしてあってあげましょう!

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