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母学アカデミー学長 河村京子が伝授
”成功する子ども”を育てる究極メソッド

母学コラム

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【新1年生!入学前に知っておきたい3つのポイント】

先日、こちらの記事で、入園・入学の際に大切なポイントについてご紹介しました。

今回は、その中でお話しきれなかった、〝新入学〟に絞って、もう少し詳しくお話します。

こちらの記事【もうすぐ新学期!入園・入学の際に大切なポイント】と合わせて、是非お読みくださいね。

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小学校は、幼稚園や保育園と何が違う?

〝小学校に入学する〟という節目は、幼稚園への入園よりも、学年がひとつ上がる新学期よりも、ひときわ緊張感があるものです。

おそらく、幼稚園や保育園と違って、小学校では、

・一人で登下校する
・親の出番が激減する
・本格的なお勉強が始まる

といった点から、そのように感じるのではないでしょうか。

特に勉強面に関しては、

「園では走り回っている我が子。授業でちゃんと座っていられるだろうか?」
「勉強についていける?宿題やテストはきちんとこなせる?」

など、不安が尽きないかもしれません。

私も、次男は特に、椅子にじっと座っていることができなかったので、とても心配でした。
幼稚園の参観日に行くと、椅子をガタガタさせるなど、ひとときもジッとはしていません。

でも、座れないことを責めるのではなく、「立ち歩かずに座っていられたね」と、座り続けていたことを褒めてあげました。

すぐできるようにはなりませんでしたが、小学校に入るといつの間にかじっと座って先生の話を聞くことができるようになりました。

だから、“今はできていないけれど、必ずできるようになる”と、信じて見守ることがとても大切なのです。

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①『勉強って楽しい!』というイメージを持たせてあげる

小学生になると、いよいよ本格的なお勉強が始まります。
毎日、座って授業を受けて、宿題やテストもあります。

それまで我が子の学力を数値で計る機会もなかったところから、点数や通知表で評価されるようになるのです。

そんなときも、できていないことよりも、できたことに目を向けてあげてくださいね。

例えばテストの点数が80点だったとき。
「なんでこんな簡単な問題ができないの!」と、間違えたところに目が行ってしまいがちです。

でも、「80点とれたんだね」と、まずは現状を認めてあげましょう。
子どもにとっては、テストの時間ずっと座って、頑張って埋めた答えかもしれません。

「今日は宿題がこんなにたくさんあるんだ」と言われたら、「こんなにたくさんあるんだね。それだけたくさんの時間、お母さんと一緒に宿題できるね」と、マイナスイメージをプラスイメージに変えてあげてください。

勉強は、決してやらされるものでも嫌なものでもなく、本来は、知らなかったことが知識として増えていく、とても楽しい過程のはずなのです。

「楽しい」とまではすぐに思えなかったとしても、「勉強ができたらいいことがある」というように、プラスの感情を持てるようになるといいですね。

そんな小さな積み重ねが、「勉強って楽しい!知らなかったことが分かるって面白い!」と、勉強に対する意欲に繋がっていきます。

②ひらがなや、たし算ひき算はできるようにしておいた方がいい?

入学前に慌てて、

「ひらがなを覚えさせなきゃ!」
「たし算ひき算を練習させなきゃ!」

などと焦る必要はありません。
親が焦ると、お子さんは余計プレッシャーに感じてしまいます。

また、「ひらがなが書ける」とか「たし算ひき算ができる」というのは、目に見える氷山の一角であって、その水面下を育ててあげることの方がずっと大切なのです。

勉強に関しては、“机の上で直接(プリントなどの教材を)勉強する”よりも、“まずは地頭を鍛える”ことがとても重要だと私は考えています。

小学生になったら、イヤでも勉強はついてくるのですから、それらを先取りしても、あまり意味はありません。

それよりも、まずは地頭を鍛えてあげることで、小学校の勉強がすんなりと頭に入ってきて、理解することができるようになります。

「たくさん(プリントなどの教材を)勉強したら賢くなる」のではなく、地頭を鍛えるヒントは、普段の会話や自然体験など、机の上での勉強以外のところにあるのです。

ぜひ、日常生活の中で頭を鍛えていく、ということを意識してみてくださいね。

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③小学校への入学に向けてキッズケータイは必要?

入学を機に、ケータイを持たせようか悩まれている方もいらっしゃるかもしれません。
指定した番号にしか発信できない機能のものなら大丈夫かな?と思うこともあるでしょう。

でも、ケータイを持たせていると親は“安心”ですが、だからといって“安全”なわけではありません。
万が一、不審者に狙われるなどした際に、真っ先に奪われるのはケータイです。
危険から子どもの身を守ってくれる安全ツール、というわけではないのです。

それよりも、何かトラブルがあったときに“自分で解決できる力”をつける方が、確実に自分で自分の身を守れるようになります。

迷子になったら店員さんやおまわりさんに聞く。
帰宅したのに誰もいなくて家に入れなかったら、お隣さんに助けを求める。

など、「こういうとき、どうする?」と、普段から話し合っておくといいでしょう。

「何かあったらケータイを使って親に連絡すればいいや」というスタンスでいると、便利なものに慣れ、自分の頭で考えなくなってしまいます。

逆に、便利なツールがなければ、頼れるのは自分しかいないので、必死で頭を働かせて考えるでしょう。

今はキッズケータイで済んでいても、いずれスマホにステップアップしてしまうかもしれません。
一度与えたものを奪うのは大変な労力がいる、ということ、そして、不便な状況こそが脳を活性化させる、ということを、是非知っておいてくださいね。

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以上、入学前に知っておきたい3つのポイント、いかがでしたか?

「もう小学生なのだから!」と、我が子が一気に成長した気がして、あれもこれも自分でできるように、と無意識のうちに力が入ってしまうかもしれません。

でも、行きつ戻りつで良いのです。

それはまるで、親鳥がヒナを抱くようなイメージ。
生まれたばかりのヒナは、巣の中で親鳥に守られています。
親鳥が取ってきてくれた虫などを食べて少しずつ成長し、巣の中から外へ出ようと羽ばたきの練習をします。
でも少し飛んでみては怖くなって、また戻ってくる。
そんなとき、親鳥は戻ってきたヒナを温かく迎えてあげるでしょう。

一年生というのは、まさにそんな時期。
「一人で登下校するのが不安」とか、「留守番なんて無理!」とか言うかもしれません。
でも、それで良いのです。
少しずつ成長して、いつか必ずできるようになります。
決して無理強いをせず、親子で一緒に成長する気持ちで、新一年生を送り出してあげましょう!

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