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母学アカデミー学長 河村京子が伝授
”成功する子ども”を育てる究極メソッド

母学コラム

母学コラム詳細

世界に羽ばたく子どもの育て方

娘が大学に合格しました。
UCL大学(ロンドン大学)です。

娘は、日本の高校へは行かずに留学し、イギリスの高校に進学しました。

「日本には行きたい高校がない」と言って。
「英語勉強したいんじゃない。英語勉強したいの」とも言っていました。

今の日本では、“高校から海外に行く”というのはまだスタンダードではないと思います。
中学受験こそ挑戦する小学生は増えているものの、日本の教育では、低年齢からの海外進出はまだまだハードルが高いのでしょう。

今回は、そんな「一見スタンダードではない」進路を選択することになった経緯と、そんな行動力のヒミツに迫りたいと思います。

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●習い事が未来を拓く!?●

娘は幼少期から、たくさんの習い事をしていました。

そろばん、習字、バレエ、、、、

どれも留学するまでずっと続けていましたが、いわゆる英会話教室などには通っていませんでした。
(中3の1年間だけ、留学を視野に入れた英語塾には通いました)

初めての海外は小6の夏休み。
そろばん大使として、アメリカの小学生たちにそろばんを教えに行きました。

私も後から知ったのですが、そのときの体験が留学へと繋がったそうです。

そろばんを習ったことで、暗算が速くできるようになる、など目に見える効果もあったかもしれません。

しかしそれ以上に、そろばんがキッカケとなり、海外に行くチャンスと、そこでの体験を手に入れることができたのです。

また、ラボパーティという習い事では、中学生の時期に国際交流があります。

娘も中2でアメリカに1ヶ月間ホームステイをしましたが、思春期に親元を離れ、異文化に触れる体験は、娘を大きく成長させてくれたと思います。

大人になる前に、外国に興味を持つキッカケを作ってあげたり、日本との違いを体感させてあげたりすることで、想定の範囲を広げられるのですね。

私自身も、積極的にホームステイ受け入れを行い、「外国へのハードルはそれほど高くない」と感じてもらえるよう努めてきました。

(当時、つたない私の英語でも、ジェスチャーを交えながら一生懸命コミュニケーションする姿を見て、「お母さんは英語が話せるんだ!スゴイ!自分も話せるようになりたい!!」と思ってくれていたようです。笑)

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●高校生から海外で暮らすのは怖い?勇気がいる?●

初めてのことに挑戦するとき、あなたの感覚はどちらに近いですか?

①ドキドキする〜不安だな
②ワクワクする!楽しみ〜

どんなことでもそうですが、

「これが好き!」
「おもしろそう!」
「やってみたい!」

そんな気持ちがあれば、不安は影を潜めます。

娘の場合、イギリスの高校に行くと決めたとき、中学時代に3回ほど体験した短期留学の楽しい思い出が頭に浮かび、行こうと決めたそうです。

例えば、どんなに立派な英語の資格を持っていたとしても、この部分が欠けていたら、不安が先に立ってしまい一歩を踏み出す勇気は出ないでしょう。

今の子どもたちは、将来、否が応でも世界の人たちと渡り合っていかなくてはなりません。

そのときに一番大切なことは、「立派な英語の資格を持っていること」でも「海外留学体験があること」でもなく、それ以上に、

・人と違うことをためらいなくできるかどうか
・やってみたい!面白そう!楽しそう!と思える気持ちがあるか
・自分のことが好きかどうか

といったマインドが大切です。

そんなベースがあってこそ、“親元を離れて海外で暮らす”という、日本ではまだスタンダードではないことにも飛び込むことができるのです。

もし、

「みんなと一緒なら安心」
「他人に笑われないように」

という日本式教育を信じていたら、友達が進むのと同じような進路を選ぶでしょうし、人と違うことは不安でできません。

結果、将来、世界の人たちと渡り合うことは難しくなってくるでしょう。

謙虚なのは日本人の美徳であり、良い面もあるかもしれませんが、これからの時代、意識を変えていく必要があるのは間違いありません。

大切なのは、英語の資格などそのものではなく、「英語を話したいと思える気持ちがあるかどうか」です。
その熱い想いさえあれば、英語力はあとからついてきます。

●娘の生活、その後●

イギリスで3年間を過ごした娘は、その後の生活もイギリスで迎えることとなりました。

大学の合格に伴い、最低でもあと3年間はイギリスで暮らします。

その時点で既に5年以上を外国で過ごしていることになるわけですから、おそらくそのあとも、海外で生活することが当然のような感覚になっているでしょう。

私の子育てにおいて、子どもたちと一緒に暮らすことができていた時間は、本当にあっという間でした。

いま子育てに悩んだり迷ったりしているお母さんにも、いつか必ずそういう日がくるのだと、30歳になった我が子をイメージしながら楽しんでほしいなと思います。

ちなみに、娘へのインタビューで「大学で一番楽しみにしていること」を聞いたところ、
「友達を作ること」「新しいことを習ったり勉強したりすること」でした!

驚く私に「勉強が楽しみじゃなきゃ大学行かないでしょ」と即答され、楽しみじゃなく大学に行った私とは大違い(笑)

こんなふうに、子どもはどんどん親を超えていきます。

そのときに上手に手放せるかどうか、自分を超えた我が子を認められるかどうかが鍵になってくるのだと思います。

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