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母学アカデミー学長 河村京子が伝授
”成功する子ども”を育てる究極メソッド

母学コラム

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【新年度に向けて意識したい声かけQ&A集〜幼稚園・保育園への入園編〜】

この4月から幼稚園や保育園へ入園するお子さんがいる方へ。
今この時期は、お子さんもお母さんも、ドキドキわくわくしていることでしょう。

そんな季節にピッタリな、【新年度に向けて意識したい声かけQ&A集】をご用意しました。
今回は【幼稚園・保育園への入園編】です。

“子どもはお母さんの言葉でできている”
ぜひ今日からすぐに、意識してみてくださいね。
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Q:「幼稚園(保育園)に行きたくない」と泣かれたらどうしよう?

A:今までと違う環境に、子どもも頑張っています。否定せずに、まずは子どもの話を聴き、受けとめましょう。

× 「みんなも頑張っているのだから、あなたも頑張りなさい」
○ 「うんうん」「そうなんだね」

× 「いつまで泣いたら気が済むの!」
○ 「ママも泣きたくなっちゃう。一緒に泣こう!」

これまで、家の中や保育園の赤ちゃんクラスにいて、家族や先生とだけ接していた子どもも、「幼稚園」「年少クラス」という社会へと一歩を踏み出します。

これは、子どもにとってはとても大きな変化です。
そんな不安を抱えている我が子には、「あなたはできる子よ」と伝えて、励ましてあげてください。

入園式や年少クラスへの進級式は、そんな声かけを意識するための儀式と捉えてみましょう。

Q:もう3歳なのに、オムツが外れていないので、トイレが心配です。

A:失敗しても、責めるような言葉は使わず、できているところを認めましょう。

× 「またなの?ダメじゃない。オムツのままじゃ幼稚園に行けないよ」
○ 「おしっこ出たのを教えてくれてありがとう!」

オムツをしていたのも、パンツに切り替えるのも、実は親の都合なのです。
子どもからしてみたら戸惑うのは当然!
パンツや床が汚れるのは目をつぶって、子どもの気持ちを第一に考えてあげましょう。

「トイレですると気持ちいいよ」
「次はできるよ!大丈夫だよ!」

など励ましながら、失敗したことを怒るのではなく、トイレでできたときにたくさん褒めてあげましょう。

そして、たとえパンツに移行できても、子どもは未発達なので、

・環境が変わったとき
・気持ちが不安定なとき
・疲れているとき

などには、おもらしをするのはよくあること。

まさに入園直後の状況です。
入園前に、園の方針を確認したり先生に相談したりしておくと、親子で安心できますね。

Q:もう3歳なのに、一人で着替えられない(いつも手伝っている)のですが・・・

A:言葉と行動のプラスとプラスを揃えましょう。

×「自分で着替えなさい!」と言いつつ着替えさせる
○「大好きな○○ちゃんのために着替えさせてあげるね」

お母さんが怒りながら着替えさせてあげると、子どもは混乱します。

「自分で着替えなさい!」という言葉はマイナスの言葉ですが、〝着替えさせてあげる〟という行為はプラスの行動だからです。

子どもからしてみたら、お母さんの気持ちがプラスなのかマイナスなのかが分からず混乱します。

着替えさせてあげると決めたなら、「大好きな○○ちゃんのために着替えさせてあげるね」と、言葉と行動をプラスに揃えましょう。

そうすることで、子どもは大好きなお母さんから愛情がもらえたことをはっきりと認識でき、安心します。

Q:お弁当(給食)を一人で食べられるか心配です。(家では食べさせている)

A:お子さんの「できる」を信じる気持ちを持ち、お子さんのできた部分に目を向けましょう。

×「一体いつになったら一人で食べられるの!」
○「一人で食べようと頑張ったんだね」

子どもがご飯を食べさせてもらったり、着替えさせてもらったりするのは、自分でできないからではありません。
やってもらうことで、お母さんの愛情をもらっているのです。

そのため、園と家とでは、お子さんの様子が違う場合が多いです。
家では食べさせてもらっていても、園では一人で食べることが普通かもしれません。

子どもの「今」だけを見ていると、解決できない大きな問題のように感じますが、「10年後に同じ悩みを抱えているか?」という広い視野で捉えてみてくださいね。

Q:順番やルールを守って、 お友達と仲良く遊べるか心配です。

A:「自分」を大切にすることが、3歳頃の年齢では必要です。

×「あなたのおもちゃだからいつでも遊べるでしょ。貸してあげなさい」
○「○○ちゃんがそれで遊びたいんだって。どうする?」

子どもの視野は狭いので、自分の気持ちに正直になると、お友達の気持ちに気づくことが難しいのです。

「○○ちゃんがそれで遊びたいんだって。どうする?」
と、お友達の気持ちを伝えた後は、子どもに判断を任せましょう。

おもちゃの取り合いに限らず、お友達とケンカなどをしたとき、大人が仲裁に入る場合は、

・何があったのか?
・どうしたかったのか?
・これからどうしたい?

などを子どもたちに聞いて、大人が代弁してあげましょう。

その場ではきちんとした答えが出なくても、子どもは「どうしたいか?」を考えるキッカケになります。

自分で判断することを重ねていくことにより、だんだん周りとの調和もはかれるようになりますよ。

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以上、【新年度に向けて意識したい声かけQ&A集〜幼稚園・保育園への入園編〜】
いかがでしたか?

幼稚園や保育園での新生活が、充実した楽しいものになりますよう応援しています!

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