fbpx

母学アカデミー学長 河村京子が伝授
”成功する子ども”を育てる究極メソッド

母学コラム

母学コラム詳細

【コロナ休校が延長!長引く外出自粛。家の中で、どう過ごす?地頭を良くする家の中での過ごし方】

コロナの影響で、7都府県が対象だった緊急事態宣言が全国に拡大され、ほとんどの学校や園が長期のお休みになっています。

これまでは春休みが少し長くなった程度だったので、勉強に関してそれほど心配せずに済んだかもしれません。

でも、GW明けまでとなると、さらにそこからの延長や、元の生活には当分戻れない現状を考えると、

「家の中でどう過ごしたらいいの?」

と、悩まれる方も多いことでしょう。

今回は、地頭を良くする家の中での過ごし方についてお話をしたいと思います。

??????

●本当の意味で賢い子に!地頭を鍛えるのは親子の会話から●

緊急事態とはいえ、これだけの長時間を親子で一緒に過ごせることは、後にも先にももうないかもしれません。

一緒に過ごす時間が長いということは、それだけ親子で会話をするチャンスがたくさんあるということ。

私は、本当の意味で子どもが賢くなるためには、親子の会話が一番大事だと思っています。

ですので私は、毎日の生活の中で、子どもたちとの会話をとても大切にしていました。

具体的には以下の3つです。

●深い思考を育てるキーワード「なぜ?」を5回繰り返す。

例えば、夕飯にハンバーグを作ったとき。

「今日のハンバーグはいつもより美味しいね」
「本当だね。どうして美味しいんだろう?」

「いつもより美味しいお肉だったのかなぁ?」
「なるほど!でもいつもと同じお肉なのよ。どうしてだろうね?」

「お母さんがお肉に美味しくなる魔法をかけたのかな!?」
「なるほど!美味しくなるようにお肉に話しかけながら、たくさん捏ねたよ。ちゃんとした魔法じゃないのに何でだろう?」

「お肉って、たくさん捏ねると美味しくなるのかなぁ!?」
「確かに!どうしてたくさん捏ねると美味しくなるんだろうね?」

といった感じです。

こんなふうに、「なぜ?」を何度も繰り返していくことで本質に辿り着き、子どもの思考が深くなります。

●子どもの考えを認めるキーワード「あなたはそう思うのね」

子どもが言ったことが、いつも合っているとは限りません。

明らかに赤いものを「青だ」と言い張るかもしれません。

そんなときにも、否定はせずに「あなたはそう思うのね」と言ってあげましょう。

先ほどの会話例で、“お肉に魔法をかける”というのも、お母さんの手料理には本当にそんな魔法があるとも言えます。

そんなとき、その答え自体を認めるとか否定する、といったことではなくて、自分で一生懸命考えた子ども自身を認めてあげるためのキーワードです。

これは、子どもの自己肯定感を高めるためにも大事なことです。

●思考を広げるキーワード「他には?」

例えば、お子さんと一緒に夕飯を作るとき。

お子さんが「カレーを作りたい!」と言ったら、「他には?」と聞いてみましょう。

お子さんは一生懸命考えて、「サラダ!」と答えたとします。

さらに「他には?」と聞いて、「デザートに、プリン!」と答えたとします。

さらに「他には?」と聞いた時、もう思いつかなくて「ゼリー!」などと言うかもしれません。

そこで「プリンとゼリーだとデザートがかぶっているよね」と矛盾をついてあげると「じゃあプリンだけにしよう!」という展開になるかもしれません。

普段からこういった会話をしていると、例えば小学校に入って国旗を調べる時などにも、「他の国はどうだろう」と自然と思考が広がっていくことでしょう。

休校で食事作りが増えてタイヘン!

でも、ただ作るのではなく、こんなふうに親子の会話を少し意識することで、机の上での勉強以上に身につくことがたくさんあります。

Dxsa7SZA.jpeg

●「勉強」=「机の上でプリント学習すること」だけではない●

2ヶ月以上も学校が休みになると、家の中でも学校に行っているのと同じように勉強させなきゃ!と焦ってしまうかもしれません。

でも、「勉強」=「机の上でプリント学習すること」だけとは限らないのです。

家の中に居ながら、遊びながら、たくさん勉強することはできます。

普段の生活では、授業や習い事に追われ、現代の子どもたちはとても忙しい。

ここまで時間に縛られない生活ができるのは今だけかもしれません。

子どもは、退屈だとイタズラをしたりきょうだい喧嘩をしたり、親からするとイライラの連続です。

けれど実は、そんな“何もない” “退屈な”時間こそが、子どもの考える力や想像力を伸ばしてくれるのです。

イタズラをするときも、きょうだい喧嘩で言い合いをするときも、頭の中はフル回転で、様々なことを考えています。

机に向かってプリント学習をしてくれていると、進度も結果も目で見えるので親は安心します。

でも、子どものやる気や意思とは関係なく一方的に与え続けてしまうと、子どもも受け身になり、「お母さん、次なにをしたらいい?」と言われ兼ねません。

(実は、こんな私でも、長男の入学直後のいっとき、プリント学習をさせすぎてしまい、この言葉を言われたことがあるのです!その反省も込めて。笑)

頭の中は目に見えないので不安になるかもしれませんが、「この子は今、考えている」という視点を持てたなら、目に見えるものだけに惑わされず、焦らずにドーンと構えていられることでしょう。

pixta_24877732_S

●“消費の遊び”ではなく“生産の遊び”を!●

もし今、私の子どもが小学生で、長期間の休校になったらどうするか考えてみました。

子どもたちにも、「もし今あなたが小学生で、学校が長期の休みになったとしたら何をする?」と質問してみました。

私も子どもたちも答えは同じで、「遊ぶ!」でした(笑)

ただ、遊びといってもテレビやゲームではありません。

ボードゲームや積み木など、“生産の遊び”です。

“生産と消費”という考え方については、こちらの動画で詳しくご紹介しているので、ぜひご覧ください。

rirxrFQp.jpeg

簡単に言うと、

“消費の遊び”=電池などを使った、見ているだけで楽しめる受け身の遊び

“生産の遊び”=頭や手、体を使った能動的な遊び

です。

普段から、テレビや電池で動くオモチャなど、自ら働きかけなくても楽しませてくれる消費の遊びに慣れてしまっていると、自粛生活で家にこもっていたら退屈でたまらないでしょう。

「どこにも行かれない!」「つまらない!」と、ゲームやYouTube漬けになってしまっても仕方ありません。

でも、普段から“生産の遊び”に慣れていれば、自粛生活はむしろ宝の山!

積み木やパズルに始まり、本を読んだり料理やお菓子作りを楽しんだり。

自ら能動的に遊ぶことの楽しさを知っていれば、この“何もない時間”こそが自然と丸ごと勉強時間です。

母学を学んで実践されているお母さんたちからは、そんな声がたくさん寄せられています。

こちらのメルマガでも具体例をご紹介していますので、ぜひご覧ください。

東大・京大・高校単身留学の子どもを育てた母の「全国対応 無料メールマガジン」