【きょうだい喧嘩を少なくする2つのポイント】

私には3人の子どもがいますが、特に上2人(長男と次男)のケンカはものすごかった!

幼稚園くらいから始まって、最後は高校生くらいまで、毎日ケンカでした。

なぜ、子どもが2人以上いるとケンカになるのでしょうか?

それは、きょうだい喧嘩というのはお母さんの取り合いだからです。

よって、きょうだい喧嘩をなくすことは無理だと思います。もう諦めましょう(笑)

今回お伝えしたいのは、「きょうだい喧嘩をなくす方法」ではありません。
「少なくする方法」です。

完全になくすことはできなくても、少なくすることはできます。

今回は、その方法についてご紹介します。

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★ポイント1〜ケンカは裁かない〜★

ケンカは、裁くと余計ひどくなります。

何故かというと、きょうだい喧嘩をする理由とは、お母さんの取り合いだからです。

ケンカのキッカケそのものは、

・叩いた
・物を取った
・物を壊された

ということでも、根本的なところには、

「お母さんに自分だけを見ていて欲しい」

という思いがあります。

でも、きょうだいが2人以上いたら、お母さんは「その子だけを見る」ということができません。

だから、なるべくたくさんお母さんの注目を集めるためにケンカをするのです。

冒頭で“ケンカはなくならない”と書いたのはそういう意味です。

親としてはつい、

「お兄ちゃん(お姉ちゃん)だから我慢しなさい」
「弟(妹)だからお兄ちゃん(お姉ちゃん)の言うことを聞きなさい」

などと言いたくなりますが、

お母さんが

「こっちが勝ち」
「こっちが負け」

などとジャッジしてしまうと、負けた方は悔しくて、次の日もケンカをふっかけるようになります。

こうなるとケンカは永遠に続いてしまうのです。

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●“のれんに腕押し” “柳に風”作戦●

ではどうしたらいいの?ということですが、

私はのれんに腕押し” “柳に風”をいつもイメージしていました。

のれんは、風が吹いてもうるさくても、反抗したり裁いたりしません。
風が吹くまま、風を逃しています。

柳も同じで、風が吹いてきた方向にただ揺れているだけです。

それと同じように、子どもたちがケンカをしていても聞こえないフリをして(うるさいですが。笑)、他のことに集中しましょう!

すると、お子さんたちはお母さんに言いつけに来るでしょう。

ここでのれんに腕押し” “柳に風”作戦です!

弟(妹)が「お兄ちゃんが叩いた!」と言いに来たら、

「叩かれたのね、痛かったね」

今度はお兄ちゃん(お姉ちゃん)が来て、

「弟(妹)が蹴った!」
「ノートを取った!」と言いに来たら、

「蹴られたのね、痛かったね」
「ノートを取られたのね、嫌だったね」

と、その事実だけを伝えてあげましょう。

「あなたが悪い」
「弟や妹(お兄ちゃんやお姉ちゃん)が悪い」

などとお母さんのジャッジを入れずに、のらりくらりとかわしましょう!(なかなかムズカシイですが)

すると、そのうち子どもは

「お母さんに言いつけても無駄なんだ」

ということを学びます。

そう思わせることができれば、自分たちで解決する力や考える力もついて一石二鳥です!

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●氷山の水面下を見る●

そうは言っても、まだ小さな弟や妹をかばいたくなってしまうことは当然あると思います。

“きょうだい喧嘩は悪いことではありません。 コミュニケーションを学ぶ場ですから見守ってあげましょう”

などと言われますが、 大きいお兄ちゃんお姉ちゃんが、幼い弟や妹に暴力を振るったとしたら、親としてじっと見守ることは難しいでしょう。

・暴力はダメ
・このまま暴力的な大人になってしまいそう

こんな風に感じたら、親として居ても立ってもいられません。

そんな時には、氷山の一角理論を思い出してみましょう。

氷山は海面上に見える部分はわずかです。
大部分は水面下に隠れて見えません。

子どものことも見える部分はわずかです。
大部分は水面下に隠れて見えません。

親は、
「子どものことはすべてわかっている」
と思いがちですが、

子どもは自分ではありませんから、すべてはわからないのです。

親が子どもことでわかっているのは「見えた行動」だけです。

水面上の部分です。

・見えない部分の行動
・子どもの心

は水面下にあるので見えないのです。

たとえば、

・お兄ちゃんのおもちゃをハイハイしてきた弟が触ろうとする
・折角積み上げた積み木をよちよち歩きの妹が崩した

といった状況で、お兄ちゃんやお姉ちゃんが思わず手を出してしまったとき。

弟妹を叩いた兄姉を見たとき、親が、

「ダメでしょ!」
「小さいのだから仕方がないでしょ!」

と叱ったとしたら、兄姉はどう思うでしょうか。

「お母さんはボク(ワタシ)をわかってくれない」
「お母さんはボク(ワタシ)より弟妹の方が大事なんだ」

こんな風に思うでしょう。
これが「水面下の子どもの心」です。

親は、

★下の子を暴力から守る

こともしなくてはなりませんが

★上の子の心を守る

こともしなくてはならないのです。

「え!そんな相反すること、ムリ!」

と思いますか?

完璧に両立することは難しいですが、バランスをとることはできます。

まずは、「暴力」だけに注目するのではなく「子どもの心」に注目してみてください。

「氷山の水面下を見る」ことで、きっと新しい発見があります。

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★ポイント2〜平和なときに、子どもの心(財布)を満たす~★

・ケンカが起こってからやめさせる
・ケンカさせないようにする

というのは、とても難しいので、ポイントは平和なときです。

ケンカをしていない平和なときに、お子さんの「心の財布」を満たしてあげましょう。

《心の財布とは》

「大人も子どももみんな、心に財布を持っている」と私は思っています。

実際のお財布でも、お給料日のあとなど、お金がたくさん入っている時は心に余裕が持てます。

お財布が潤っていると、

「新しいことを始めてみよう」
「募金や寄付をしてみよう」

など考える余裕ができます。

逆に、お財布には千円札が1枚しか入っていない!といった状況だと、何だかイライラしてしまいます。

スーパーに行けば半額とか3割引とかのシールが貼ってあるものばかりに目がいって、「ちょっとでも安く」と考えます。

そんな時に子どもが「あれ買って」と言ってきたら、カチンときて「買いません!」などと返してしまうかもしれません。

そんな実際の財布と同じように、心にも財布があるのです。

ただし、心の財布にはお金が入っているわけではなく、愛情が入っています。

心の財布が愛情で満たされているときには人にも優しくできます。

でも、心の財布が空になってしまうと、ものすごくイライラしてしまいます。

イライラするとどうなるかというと、

「財布の中に愛情を入れたい!」
「でも入ってこない!」
「怒りでもいいから中に入れよう!」

となってしまいます。

そのため、イライラしていると余計にケンカが多くなってしまうのです。

ですので、平和な時、つまりお母さんの心に余裕があるときに、

・なるべくお子さんたちに声をかける
・スキンシップをする

など、心の財布を満たしてあげましょう。
そうすればきっと、ケンカは減っていくと思います。

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また、同様にお母さんの心の財布を満たすこともぜひ意識してみてください。

・好きな音楽を聴く
・お子さんが寝たあとに美味しいスイーツを食べる

など、日常のちょっとしたことで良いのです。
家族全員の「心の財布」が満たされれば、きょうだい喧嘩はもちろん、夫婦喧嘩や親子喧嘩もきっと減っていくと思います。

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