受講生の声「自分から積極的に遊んで欲しい」
【母学特別レッスン】受講生の報告
>積木が積めた日
息子は小さい頃から「やってもらう」
遊び方が好きでした。
お砂場に行っても自分では
ほとんど掘らずに「ママやって」。
積木もほんの少し積んだら
「ママやって」。
私が砂の山や積木のトンネルを作るところを
ジッと眺めては完成したもので
遊ぶのが好きな子でした。
3歳過ぎてもなかなか
積極的に手を出してこない。
周りの子のようにザクザク手を使って
遊んで欲しいもどかしさから
「いいから自分でやってごらん!」
と強制したがる気持ちもありました。
そんな時気持ちの軸にしていたのは、
河村先生の「親が楽しんでいる姿を見せる」
の言葉でした。
無理強いしてせっかくの積木や砂遊びを
つまらないものにしてしまっては
元も子もない、私が徹底的に楽しむ姿を
見せようと
全然ノッてこない息子の前でも
ノリノリで遊ぶことだけ続けてました。
そんな母の姿を息子がジッと
見ている日もあれば
目もくれない日もありましたが、
とにかく日々その横で鼻歌を歌いながら
遊んでました。
一年半くらいそんな日々を
繰り返していましたが、
今月の頭から急に息子が積木を
積むようになりました。
数個乗せておしまい、だった子が、
一箱じゃ足りないくらいに
一気に積んでいてビックリ。
アレっ?昨日までの君とは
別人じゃない∑(゚Д゚)
この日を境に息子はザクザクと
毎日積木を積むようになりました。
私が誘わなくても、
歌ったりつぶやきながら勝手に…。
それと時同じくして
砂場のお山も作れるようになりました。
なんだかあっけないほどに
起きた息子の成長に喜びはもちろんですが、
私は取り残されたようにポカーンと
なってしまいました。
子どもはずっと同じ場所に
いるわけではない。
考えてみれば当たり前のことですが、
目の前のことに捉われ
変化について行けなかったのかもしれません。
今更ながら、子どもの成長は
順を追って出てくるのではなく、
積み重ねられたものが
ある日突然のように表面に
現れるのだなあと感じました。
いつかの私のように
鼻歌まじりに遊ぶ息子を見て
「積木は楽しいもの」
という気持ちを伝えることは
できたかなと嬉しく思います。
地面の下の種が芽を出すのを
信じようと思える良い
経験となりました。
(Kさん)
親は子供に
「自分から積極的に遊んで欲しい」
と期待します。
でも、我が子は自分からは遊ばず
「お母さんやって~」
と言われると、心がザワザワします。
そんな時、
★「自分でやりなさい」
という声掛けもあれば
★見守る
という方法もあります。
つい、「自分でやりなさい」と
言ってしまいますが、
このお母さんのように「見守る」
ということを辛抱づよくすると
子どもはちゃんと自立するのです。
でも、1年半も鼻歌を歌いながら
お母さん自身が積み木で遊び込む
って、なかなかできることではありません
お子さんを信じているからこそ
出来ることですね。