年中さんの大人への質問攻め

【母学特別レッスン生】からの報告
年中さんの男の子の報告です
>本日、面白いことがありましたので、
報告させてください。
今日散歩に行ったところ、
いつも見かけない大きな汽車
(電車ではありません)が目に入りました。
息子に「あれは何?」と聞かれましたが、
わたしは知りません(笑)
まず息子が私にしたのは、
「近くに行って見てみよう!」という提案。
ぐるーっと散歩をし、小さな駅に着きました。
細部を見ていると、
出てくる出てくる質問の数々。
何のための車両なのか、知りたいという気持ちから、
出た息子の2つ目の提案は、
「駅員さんに聞いてみよう!」でした。
そうなるような働きかけも
していませんでしたので内心嬉しくて(笑)
それはいいね!と言い、
駅員さんのいる駅に向かいました。
向かう途中に「お母さんも一緒に聞こう?!」
と言われたので、どうしようかなーと思いましたが、
京子先生がお買い物ワークの説明の時に
いつも言われるコメント、
「子供にとって大人は巨人のようなもの」を思い出し、
駅員さんのいるところまで行くと、私が最初に
「すみません、質問があるのですが。」
とだけ言いました。
それからは息子の独壇場でした。
「あの汽車はいつ動くんですか?」
「はい、あそこにある
あの大きな車両のことです。」
「ポイントが切り替わって、
ここに入ってくるんですか?」
「どっち方面から入ってくるんですか?」
(夜に線路を工事するための車両なんだよという答えに対して、)
「夜って何時くらいですか?」
「あの車両はなんていう名前なんですか?」
質問に対して、また質問をする。その繰り返し。
私は後ろで見守るだけでした。
ああ、本当に階段登ってるなーと思いました。
やりとり、全く脚色していません。
息子は家族以外の大人に対しては
特に丁寧語を使いたがります!
質問も面白かったですが、
わたしは息子が「人に聞く」という
選択をしたことが嬉かったんです。
それも知らない駅員さんに。
それがどれだけ子供にとって
大変なことかを先生に教わっていたからこそ、
寄り添うことができました。
そしてその後は、
ワクワクしながら見守ることができました。
駅員さんも、色んな質問に
本当に丁寧に答えてくださり、有り難かったです。
息子は疑問が解けて満足したようで、
その上、最後に駅員さんにレアなシールまで
いただくという思わぬご褒美まで。
きっと大きな自信になったことでしょう。
これは自分の興味のあることだからこそ、
色んな内的動機が混じり合っての行動なんですよね。
今回は見える部分に出てきましたが、
改めて見えない部分の好奇心や集中力、
その他氷山の水面下で
じっくり育っているものたちを
大事にしたいなと感じました。
こんなことがありました!と、
先生にお伝えしたくなりついメール致しました
(Kさん)
「え?年中さんで?ウソでしょ?」
と思われるかもしれません。
でも、このお母さんの普段からの子育てを
見ていると、納得できます。
子どもが地下鉄の駅の中を
猫になって四つん這いで歩いても
平気で見守っているお母さんです
(あ、東京のように人込みの多い駅では
ないそうです)
子どもが訳の分からない言葉を発しても
それをそのまま認めてあげるお母さんです。
そして、「欲しいものは自分で手に入れる」
ことを自分でも実践していらっしゃいます。
(特別レッスンに入会されたことも
そのひとつです)
だからこそ、こうやってお子さんはお母さんを
見習っているのでしょう。
子どもとの散歩、得るものが多いですね。