子育てのノウハウに重点をおくのは本末転倒
昨日「シャンソンと子育ての本質」について
お伝えしました。
そうしたら、母学特別レッスン生から
感想をもらいましたので
ご紹介します。
>先生の今日のメルマガの、
「シャンソンと子育ての本質が同じ」
という内容にとても共感しました。
といっても、シャンソンはわからないのですが。
例えば子育てを勉強していて、
「夜は早く寝た方が良い」など、
「〇〇した方が良い」という
ノウハウがたくんあります。
そして、その通りにしたいと考え、
頑張ります。
でも、早く寝せようとすると
「明日の準備はいつするの?」
「早く宿題しなきゃ」
「早くお風呂に入って早く寝なきゃ」
「早く歯磨きしなきゃ」
となり、なんだかいつもイライラ、そわそわしてしまう。
目の前の子どもに向き合うのではなく、
教科書通りに進めることに
重点を置いている自分に気が付きました。
それでは本末転倒かもしれない。
私がいつもイライラそわそわしていては、
一番大事な自己肯定感は育たないかも!
とやっと気が付きました。
何より私がつらいです。
もちろん、ノウハウの知識は
必要だと思います。
でも、それらを知った上で
自分たちに合ったやり方を見つけていく
ということが大事なんだな、と気づきました。
子どもはいつか巣立っていくんだよな、
と考えたときに、
家を安全基地にしてあげたい、と思いました。
それはどんな育児書にも
書いてあることなのですが、
なるほどこういうことか、
と自分なりに実感しました。
今日は、小1息子が迷路をしていて
今までなら「わからない!」と
やめてしまっていたことも
「でも、答えはあるんだよね」と
粘り強く頑張ってくれたことが嬉しかったです。
3歳の娘もおばあちゃんに今日買ってもらった
パズルのワーク1冊をほぼ終わらせました。
途中で疲れて難しくてわからなくて号泣し、
兄に助けを求めていました。
ちゃっかり解いてもらっていて
「これは、どうなのかしら」と思いましたが、
仲良くやっていたところ、
娘なりに考えて助けを求めたというところを評価し、
見守ることにしました。
「自分でやったほうが楽しいと思うよ」
とは言っておきましたが。
息子にも
「やって、と頼まれたとしても妹のためには、
どうしたらいいと思う?」とだけ言い、
あとは見守りました。
結局やらない方がいいとわかりながらも、
解いてあげていました。妹に甘いですね。
少しずつ、水面下を見ることが
できるようになってきた気がします。
余裕がない時が多いですが、
これからもできる限り
基地になり、
堤防になり、
水面下を見てあげたいと思います。
こう書いて、うわぁ、それって大変!!
と改めて感じました。
(Tさん)
実は昨日のメールを書いた後
「わかりにくいかしら?」
「理解してもらえるかしら?」
と迷っていたので
こんなにも深く理解していただけていて
ホッとしました。
そして、私よりもわかりやすく、
子育ての中での実感を伝えていただき、
私の方が
「そうそう!そうなのよ〜!」
とうなずきながら読ませていただきました。