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母学アカデミー学長 河村京子が伝授
”成功する子ども”を育てる究極メソッド

母学コラム

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子どもの能力を伸ばす魔法の方法

【メルマガ読者さんからの相談】
 

昨日に引き続き「後のび」について
ご相談のメールをいただきました
 

>うちの上の子は今、年少の男の子ですが、
確実に後伸びタイプです。
 

先日、会話をしていたら
「小学校になったら
勉強しないといけないんだよ」
と私が話したら
 

「勉強したくない」
「嫌だ、嫌だ」
 

と言い出し、
好奇心旺盛な方だと思っていたのに、
ちょっと意外で心配になってしまいました。
 

習い事など、本人がやりたいと
言い出したものはさせてあげているのですが、
最近はやりたくないというのがあり、
習い事はまだ年少だし、
楽しくないなら伸びないなと思うので、
止めたいのは止めさせようと思っています。
 

やっていて楽しいのを続けていけばいいと
思っているのですが、
先生や他の方のように
 

「ここは凄いかも!」
 

と思うところがイマイチまだ見つけられず、
後伸びタイプだけど、大丈夫かと心配です。
 

ニキーチンの積み木やパズル、
ボードゲームをやっていても、
やりたがりません。
 

後伸びタイプはただ、
子どもを信じるしかないのでしょうか?
 

親として、もっとしなければ
ならないことがあるのでしょうか?
(Kさん)
 
 

今回のメールを読んでいて、
これは、お子さんの問題ではないと
感じました。
 

会話をメール文にしていただいているので
まったく同じ会話ではないでしょうが、
 

>勉強しないといけないんだよ
 

と言われたら、お子さんは
「イヤだ」
と言うのが自然な気がします。
 

「○○しないといけない」
 

は、聞く方からしたら
 

「イヤなこと」
「ツライこと」
 

と感じるからです。
 

この言葉が出るとしたら、お母さん自身が
 

「勉強はイヤなもの。ツライもの。」
 

と思っていらっしゃるのかもしれません。
 

親のイメージは子どもにそのまま
伝わります。

まず、お母さんが

「勉強は楽しいもの」

というイメージを持てばきっと
お母さんの言葉が変わります。
そうすると、子どもの受け止め方も
変わるでしょう。

また、「心配」という言葉が出ています。

心配は「相手を信じ切れていない」から
沸き起こる感情です。

相手を信じ切れていれば、心配ではなく
「応援」することができます。

お母さんが子どもを心配すれば子どもは

「お母さんに信じてもらえていない」

と感じて不安になります。

逆にお母さんが応援をすれば

「お母さんに応援してもらえるから、
ボク(ワタシ)は大丈夫!」

と自信を持って行動できます。

>後伸びタイプはただ、
子どもを信じるしかないのでしょうか?

後伸びタイプでも、先伸びタイプでも
親にできるのは、子どもを信じることだけです。

せっかく勇気を出してメールをいただいたのに
厳しい回答になってしまって申し訳ありません。

ただ、ドキッとされたのは、Kさんだけでは
ないと思います。

多くのお母さんが同じように感じていらっしゃると
思いますので、敢えて辛口な回答にしました。

子どもの能力を伸ばすとは、
親が子供をどうこうすることではありません。

子どもを伸ばすための魔法の方法は
残念ながらありません。

「親が子供を信じ切る」

これこそが、魔法の方法かもしれません。
でも、これが一番難しいのです。