自分ではコントロールできない「怒り」の感情

理想の子育てをジャマするものとして
3つのことを挙げてきました。
1.お母さんが「今」しか見ていない
2.周りの目(恥ずかしい心)
3.怒りの感情
今日は3つ目の「怒りの感情」について
子どもに怒りを感じないお母さんは
日本中探してもいないと思います(笑)
ニコニコママになりたくても
この「怒りの感情」が邪魔してなれない
お母さんは多いでしょう。
今までの質問や相談の中でも
ダントツに多いのもこの「怒り」に
ついてです。
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その3 怒りの感情
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沢山のご相談をいただいていますが
あるお母さんの質問にお答えしたいと
思います。
>子どもに怒ってはいけないということ
はよくわかっています。
沢山の本も読み、セミナーにも参加し
怒らない勉強もしています。
でも、イザ子どもに向き合うと怒って
しまうのです!
一旦怒りだしたら最後、もう自分を
止めることはできません。
子どもが泣いてパニックになるまで
怒り続ける私・・・
こんなことじゃ、子どもはまともに
育たないですよね。
どうしたらいいのでしょうか?
ホトホト困っています。
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「怒ってはいけない」とガマンにガマン
を重ねるほど、
結局大爆発!
これはよくあるパターンです。
私は怒ってしまうのは、仕方がないこと
だと思います。
でも、多くのお母さんが怒った後に
落ち込んだり、後悔したりすることが
よくないと思うのです。
なぜなら、「子どもの自己肯定感が
下がってしまうから」
「え?」と思われるかもしれません。
お母さんが凹むと、子育ての軸が
ぶれます。
そうすると、子どもは不安になるのです。
「自分が悪いからお母さんが
怒るのだ。自分は悪い子なんだ」
と思ってしまうからです。
だから、たとえ怒ってしまっても、
お母さんが「我が子なら大丈夫!」
とケロッとしていたなら
それでいいと思うのです。
じゃあ、どうすれば
ケロッとしていられるの?
ということなのですが、
これは「足元(今)」を見ないで
「遠く(未来)」を見るということ
なのです。
「今、子どもに腹が立つ」ことより
「未来の子どもはこうなっている」こと
が頭に浮かべば、それでOKなのです。
結局、「怒らないための方法」を
いくら学んでも、自分自身の心が
変わらなければ、変わらないのです。
逆に言えば、自分の心が変われば、
「方法」なんて学ばなくても
怒らなくなるのです。
それが、マインドセットですね。
ただ、「自分の心を変える」って
実は、自分ひとりでは難しいのです。
だって、自分の心は、自分の脳が支配
しているから。
そして、脳は「変わりたくない」と
思っているのです。
だから、自分が変わるためには
「誰かほかの人」と一緒に二人三脚で
やっていくことが必須です。
それは、一日だけとか、数時間では
難しいでしょう。
1日24時間、何日もかかって、
(正確には21日以上)
やっと自分の脳は「変わりたくない」
という思いを諦めてくれます(笑)
だから、強力な仲間を見つけて
一緒にやっていくことが近道かも
しれません。
今は、ITが発達していますから、
ネットの中で見つけるというのも
一つの方法かもしれませんね。
結局「怒り」の感情と付き合うためには
「自分自身のマインド」を変えることが
必須なのですね。