子育ての予習は必要?

前回のメールではしつこいほど(?)
「子育ては予習」
と書きました。
これは、二十数年間子育てをしてきて
切実に感じることです。
こんなことを言うと
「いやいや、子どもは自然に育つもの
だから、親が先回りするのはよくない。
自分の親だって、特に子育てを勉強
したわけではないけれど、自分はちゃんと
育ったのだから、ヘンに予習しないで
自然に任せるのがいい」
と思う方もいらっしゃるでしょう。
特にお父さんに多いように思います。
あなたのご両親は60代でしょうか?
70代でしょうか?
私の両親は80代です。
今の60~80代の年代が、昔からの子育て
をしてきた最後の世代だと思います。
70年前に戦争が終わりました。
それまでの日本文化が何もかも
リセットされてしまったのです。
経済も文化も子育ても。
アメリカ式の生活がいいものだとして
取り入れられました。
個人主義や核家族やマイホームや
今の日本の生活はその延長線上に
あります。
今の30代後半~40代の方々のご両親は
戦前生まれの両親(つまり、あなたの
祖父母)に育てられたわけです。
つまり、あなたのご両親世代は、
日本古来の教育を受けているのです。
でも、自分の子育てはアメリカ式に
なってしまった方が多いのです。
しかし、自分自身は日本古来の子育てを
されているから、自然に任せていれば
普通の子育てができたのです。
でも、私たち世代は本当の意味での
日本式教育を受けていない。
でも、新しい教育の教科書もない、
そんな子育てを強いられているのです
だから、こんなにも不安で孤独なの
です。
例えば、スマホやテレビゲーム、
あなたが子供時代にはありましたか?
テレビゲームはあったかもしれませんが
今の時代のものとは雲泥の差です。
それらの「メディア教育」は、
人類史上誰もしたことがないのです!
それを自然に任せていて大丈夫?
・・・答えはNOです!
塾しかり、習い事しかり、おもちゃしかり、
です。
だからこそ、新しい時代の予習が
必要なのです。
私は、出産前に2000冊以上の教育書を
読み、子育ての予習をしました。
だからこそ、言えることなのです。
お母さんが学んでいれば、子ども達を
無駄な危険にさらすこともないし、
能力を伸ばす方法を知っていれば
遠回りすることなく、極限まで
能力を伸ばしてあげることができるの
です。
ぜひ、「子育ての予習」を
頭の片隅にいつもおいてくださいね。