「ゲーム機事件」を通して、 氷山の水面下が見えてきた

【母学通信コース生】の報告
>新1年生の息子にはゲーム機を与えておらず、
この先も与えるつもりもなく、
(時にはめんどくさいと思いながらも)
生産性のおもちゃを意識し、
ボードゲームなどで一緒に遊んでいました。
ところが、一緒におでかけした際に
おじいちゃんにねだって
ゲーム機を買ってもらってしまったのです。
お祭りの出店で売っていた、
昔のゲームボーイのようなチャチなものですが、
うちはゲーム機は買わないよと
言い聞かせて、納得していたはずの息子の
裏切り(と言うと大げさですが)と、
孫の言うがままにゲーム機を
買い与えてしまったおじいちゃん(私の実父)に
怒りが爆発!
「買ったお店に返してきなさい!」と言う私と
「そこまでしなくても!」と言うおじいちゃんと
「僕が悪い」と泣く息子で
せっかくのお出かけが
険悪な雰囲気になってしまいました。
すったもんだのあと、
「1日10分」などいくつか約束事を
息子と一緒に決めてゲーム機を
認めてしまったのですが
自分の方針を変えてしまった自分にも、
息子にも、おじいちゃんにもモヤモヤしていました。
すると、3日間ほどは熱中して
ゲームをしていましたがどうやらすぐに飽きた様子。
そして絵本やボードゲームに
戻ってきてくれたんです。
息子が「将棋しよう」と言ってきたので
「いいね!」と返して駒を並べていたら
駒が1つ足りない。
「どうしよう」とテンションが下がる息子。
あ〜、泣き出すかな?と思ったら
「折り紙で作る!」と駒を型取り、
自分で作ったのです!!
無事に将棋をやることができました。
ちなみに、本気でやっても
息子にはかないません(笑)
今回の「ゲーム機事件」を通して、
これまで”氷山の一角”で
目に見えなかった息子のことが
少し見えてきたような気がして、
これまでの努力が報われた感じです。
時には自分の軸がぶれそうになりながら、
また折れそうになりながらも母学をやってきて
本当に良かったなぁと思いました。
これからも母学を学び続けます
(Sさん)
もう2年近く母学通信コースを学んでいらっしゃる
お母さんです。
母学通信コースは「子育ての軸を作る」ことが
目的です。
「ゲームをさせない方法」という項目はありません(笑)
でも、お母さんが続けて学ぶことで
自然に子育ての軸が出来、
子育ての軸が出来たら、
子育てのいろいろな悩みに自分で答えが出せるように
なります。
ゲームをしていいか、悪いか、
ではなくて、「どのような子どもになって欲しいか、
そのためのゲームとのかかわりをどうするか」
についての答えをお母さん自身が出して、
子どもに伝えることが大事なのです。
子ども自身がゲームのメリット、デメリットを理解し
自律したゲームとの付き合いができることが
大切なのです。
お子さんとゲームの付き合い方を
考えてみてくださいね。