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母学アカデミー学長 河村京子が伝授
”成功する子ども”を育てる究極メソッド

母学コラム

母学コラム詳細

田舎に住んでいるといい子育てができない?地方に住んでいても賢い子どもを育てるための3つのポイント

今あなたが住んでいる地域は都会(いわゆる都市部)でしょうか?
それとも、地方(いわゆる田舎)でしょうか?

私自身は、山口県(いわゆる田舎)で子育てをしてきました。

バスや電車は30分~1時間に1本、車は一家に一台ならぬ一人に一台という世界です!

当時はまだインターネットが普及していなかったので、毎週図書館に通い、育児書を読みあさりました。

その数、延べ2000冊を超えます。

私が主宰している母学アカデミーでは、2000冊を超える育児書から得た知識と、3人の育児の成功や失敗の経験から生み出したメソッドをお伝えしています。

今回は、地方に住んでいても賢い子どもを育てるための3つのポイントということで、田舎での子育てについてお話します。

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●不便なものほど子どもの能力を伸ばす〜生産の遊びを楽しみましょう〜●

田舎には、映画館や遊園地、ショッピングモールといった商業施設がありませんでした。(地域や時代にもよりますが)

都会にはこういった施設があちこちにあるので、親はラクだし子どもも飽きることなく遊べます。

でも、これらは“消費の遊び”です。

自ら働きかけなくても楽しめるぶん、受け身になってしまうのです。

詳しくはコチラ“生産と消費”動画をご覧ください

田舎では、神社の境内や公園でかくれんぼをするとか、木登りをするとか、頭や体を使った遊びを自然とします。

こういった遊びから得られる空間把握能力は、机上で教えて身につけられるものではありません。

以前、母学を学ばれているお母さんたちと合宿をした際、田舎育ちの男の子(当時3歳)が、川に差し掛けられた細い板を渡っていたのですが、ロクに足元を見ていないのです!

それはもう、いつ板から足を踏み外して川に落ちるかと、見ているこっちがハラハラしてしまうほど!

それなのに、お子さん自身はもちろんその子のお母さんも、ケラケラ笑いながら川遊びに夢中で、全く心配している様子がありません。

頭ではなく体を使って、足元が不安定な場所で体重移動することに慣れているのですね。

こういった感覚は、教えたり練習したりして身につけられるものではないので、一生ものの財産になります。

他にも、田舎には美味しいスイーツのお店や気軽に外食できるレストランなどがないかもしれません。

「なければ自分で作る」
「生み出す」

こういった思考回路が当たり前になっていれば、ゼロからイチを生み出すことが自然とできるようになります。

“田舎は不便”だと、お母さんたちにとっては苦労することも多いかもしれませんが、不便なものほど子どもの能力を伸ばすと思えれば、むしろ恵まれた環境とも言えます。

親としては不便な生活を強いられることにはなりますが、その苦労が子どもの自立や能力開発に結びつく日が必ず来ます。

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●人と比べず目標を設定し、夢を叶えられる子に育てよう●

田舎では、都会でのひとクラス(30〜40人程度)が全校生徒の人数、といった学校も珍しくありません。

けれど、そのぶん一人一人に目が行き届き、先生と生徒の距離も近いでしょう。

山口でも船に乗って通う学校があり、少人数だけれど手厚く自然体験も豊富なことから人気だそうです。

とはいえ、共に学ぶ同志が少なければ、我が子の士気も下がってしまうのでは?と心配になるでしょうか。

それは、周りと自分を比較してしまうからです。

周りと自分を比較するのではなく、常に

・自分はどうありたいか
・何を目指すのか

といったことが明確になっていれば、周りがどうあろうと関係ないのです。

たとえば「獣医さんになりたい」という夢があったとしたら、その夢に向かって必要な勉強を自然とするでしょう。

周りの子が遊んでいようが、夢がなかろうが、関係ありません。

このあたりは親の意識の問題とも言えます。

常にその子自身が目標設定できるよう見守り、未来を見据えた学びの場や環境設定をしてあげましょう。

自然体験で得たことを「ペーパーに落とし込む」ことにより、本当の学力は自ずとついていきます。

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●良質な情報を積極的に入手し、意識の高い仲間と交流をする●

ひと昔前は、情報を入手するのも塾に通わせるのも、田舎では不利でした。

我が家の長男と次男は中学受験をしましたが、山口県では“中学受験”だとか“塾に通う”といったことが無縁の地域だったので、周りに中学受験の勉強をしている子はいなかったし、家庭学習のみで臨みました。

でも今は、インターネットさえ繋がっていれば、いつでもどこでも良質な情報を入手することができます。

コロナの影響もあって、オンラインの塾や家庭教師も普及してきました。

昔ほど、田舎で子育てするデメリットは減っているはずです。

ただ、私自身は、たった一人で子育てをしてきました。

もちろん夫はいましたが、子育ての悩みを相談したり、育児を手伝ってもらったりしたことはありません。

今のお母さんたちは、ネット上で簡単に繋がることができるから、とても羨ましいなぁと思います。

それでも、同じ価値観を持つ仲間同士で繋がることは、案外難しいのではないでしょうか?

同じ幼稚園や学校に子どもが通っていると言っても、ひとつひとつの出来事に対して同じ感覚を持っているとは限りません。

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