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母学アカデミー学長 河村京子が伝授
”成功する子ども”を育てる究極メソッド

母学コラム

母学コラム詳細

譲ってばかりで損する娘

 

 

 

年中の女の子のお母さんからのご質問

 

 

娘が

譲ってばかりの「最後好き」で困っています。

 

例えば

幼稚園バスは、

周りの子が乗り込むのを待って最後に乗ります。

 

おもちゃは他の子が取り終えるのを待ち、

最後になってようやく動き出します。

 

公園ではブランコを他の子に譲ってばかりいます。

 

このため、いろいろと損をすることが多いです。

 

もっときびきび動いてほしいのですが、

どうしたらいいのでしょうか?

 

 

 

子どもは親の希望通りには育たない

 

 

「残り物には福がある」という言葉があります。

 

ただ、

「人に譲るから損をする」

「もっときびきび動いてほしい」

お母さんはこう思っていらっしゃいます。

 

これはお母さんの希望です。

 

お母さんと子どもは親子ではありますが、

やはりちがう人間なのです。

 

ですから、

親がいくら「こうなってほしい」と思っても

子どもはそうはならないでしょう。

 

自分のなりたいようになっていくわけですから。

 

 

 

子どもを認めてあげましょう

 

 

今、お母さんにできることは

「もっときびきび動きなさい」と言うことではなく、

今のお嬢さんを認めてあげるということだと思います。

 

なんでも一番最後になることは、

損をするから悪いことなんだと思っていると

その気持ちが子どもに伝わってしまうのです。

 

そうするとお子さんは

いつも一番最後で自分はダメな子なんだという風に

思ってしまうわけです。

 

これを「自己肯定感が下がる」と言います。

 

そうではなくて、

「一番最後でいいのよ」

「人に譲ってあげられる、やさしい子なのね」という風に

お母さんがいいイメージを持ってあげると、

 

子どもは

「私はこれでいいのだ」と自信を持つことができます。

 

ですから、

お母さんの希望はあるかもしれませんが、

 

それよりも

「子どもが自分でなりたい姿」というのを認めて

応援してあげるというのが大事なのではないかと思います。

 

 

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