fbpx

母学アカデミー学長 河村京子が伝授
”成功する子ども”を育てる究極メソッド

母学コラム

母学コラム詳細

ボードゲームで子どもを賢く育てるポイント3つ

今日はボードゲームを通じて子供を賢く育てる話をします。

私は3人の子供を育ててきましたが、
子どもたちが3歳頃からボードゲームやカードゲームを使って遊ばせてきました。

私は子供たちがボードゲームで遊ぶことで賢くなると思っています。

しかし、どんなボードゲームでも良いわけではありません。
良質なボードゲームを選ぶことが大切です。

例えば、日本の代表的なボードゲームに『すごろく』がありますが、
我が家では『すごろく』はしません。

なぜなら、『すごろく』はサイコロを振って出た目に従って
進むだけで、頭を使わないからです。

指示された通りに動くだけのゲームでは頭は良くなりません。
だから、頭を使うゲームを意識して選んでいました。

それについてお伝えします。

ポイント1 頭を使うもの

1つ目は頭を使うボードゲーム

私が以前読んだ本に「金持ち父さん貧乏父さん」という本があります。
その本には、子どもたちにモノポリーをさせるとお金持ちになれると書かれていました。

モノポリーは、ボード上にサイコロを使って進むゲームで各土地には名前が記されています。
例えば「アトランティック通り」には260ドルと書かれており、土地の売買を行います。
子どもたちは最初にお金を配られ、土地を購入することができます。
購入するかどうかは自分で選びますが、購入した土地に他のプレイヤーが止まると、
そのプレイヤーからお金を受け取ることができます。
お金が貯まると、家やホテルを建ててさらに多くのお金を稼ぐことができます。

しかし、土地を買いすぎるとお金がなくなり、破産してゲームに負けてしまいます。
家を買うかどうか、どの土地を買うか、ホテルを建てるかどうかなど、頭を使う必要があります。
推測力や判断力、決断力が養われ、土地を買う際の交渉力も身につきます。

そして、モノポリーはサイコロを2つ使い、出た目の数だけ進みます。
例えば6と5が出たら11マス進むわけですが、
これは小学校低学年の子どもにとっては計算能力を速くするのに役立ちます。
勉強ではなく、ゲームを早く進めたいという気持ちから計算が速くなるのです。

ポイント2 対象年齢より2歳下でも大丈夫

モノポリーは対象年齢が8歳以上とされていますが、
実際にはもっと小さい子供たちでも楽しめます。

例えば、モノポリーは大人がルールを説明すれば、
年長の子供でも理解できますし、
難しい場合はルールを少し変更してあげることもできます。

ボードゲームの魅力は、メンバー間でルールをアレンジできることです。
皆が納得すれば、幼稚園児にはサービスしてあげればよいのです。

そのため、箱に記載された対象年齢よりも
2歳か3歳下でも十分に遊べることが多いです。

私は、ボードゲームをできるだけ早いうちから
子供たちに与えた方がいいと思っています。
なぜなら、大きくなってから理解できるようになるまで待つと、
その間にテレビゲームなどの消費型のおもちゃで遊んでしまい、
考えることが面倒になってしまうからです。

ボードゲームは頭を使う楽しさを教える絶好の機会です。
頭を使うことが好きな人にはとても魅力的ですが、
それが苦手な人はモノポリーをしても楽しくないと感じるかもしれません。

ですから、頭を使う楽しさを早いうちに教えてあげることが重要だと思います。

ポイント3 コミュニケーション(交渉力)が必要なもの

テレビゲームは基本的に一人で画面を見ながらプレイするものです。
対戦相手は存在するかもしれませんが、実際には画面の向こう側にいる人です。

でも、ボードゲームは、目の前にいる人と直接コミュニケーションを
取りながら進めるものです。

そのため、ボードゲームを通じてコミュニケーション能力が向上します。

トランプやモノポリーも同様です。例えば、3人でプレイしているときに、
誰かと組んで他の一人を負けさせる戦略を練ることもできます。

誰と組むと自分にとって有利になるか、また、
変な行動を取ると他の人から嫌われて排除される可能性もあります。

このようなコミュニケーションは、大人になっても続きます。
我が家の子供たちももう大人ですが、大人になってもボードゲームを通じて
コミュニケーションを取っています。

お正月やお盆に家族が集まったときには、まるで子供に戻ったように
楽しく過ごすことができ、共通の話題になっています。

blog_mailmagazine