早寝早起きの習慣をつける方法
子どもに早寝早起きをさせることの重要性は
多くの人が理解していると思います。
しかし、実際には夕食の後片付けがあったり、
子供がテレビを見ていたりすると、
就寝時間がどんどん遅くなってしまうのが現実です。
私自身、子育てをする中で
学力向上や挨拶ができるようにすること、
片付けをしっかりできるようにすることなど、
多くの大切なことがあると思いますが、
最も重視していたのは早寝早起きでした。
特に就寝時間を非常に大事にしており、
生活の中で夜8時には寝るようにしていました。
それは、1日24時間を適当に過ごしていると
時間がズルズルと遅くなってしまうため、
どこかでリセットするタイミングを設ける必要があると考えたからです。
夜8時をリセットタイムと定め、
何としてでもその時間には寝るようにしていれば、
子供がなかなか起きないという苦労がなくなります。
そこで今日は、早寝早起きを実践する家庭で、
どのようにして子供を早く寝せるかについてお話しします。
未就学児の場合
未就学児の場合、子供を早く寝かせるためには
子供自身よりも親の準備や整理が重要です。
ほとんどの子どもは親と一緒に寝るため
親が早く布団に入ることが大切です。
しかし、夕方から夜にかけて親は忙しく、
やることが山積みです。
食器の片付け、子供をお風呂に入れる、歯磨きをさせる、
メールチェックなど、忙しい中で優先順位を決めることが必要です。
できれば食器を片付け、夕食の準備をし、
メールチェックをしてから寝たいと思うのは普通ですが、
それを全てやっていると寝る時間が過ぎてしまいます。
子供を一人で寝かせるのは難しいため、優先順位を決め、
寝ることを最優先にする必要があります。
私の場合は、早く寝かせることが最優先で、歯磨き
そして絵本を読むことが続きます。
時間が遅くなったら絵本を読まずに寝かせることもありましたし、
お風呂の入らない日もありました。
お父さんの夕食は、子供が寝た後に温めて出すことにしていました。
これらの優先順位が正しいとは限りませんが、
自分で優先順位を決め、低いものは諦める覚悟ができていれば、
子どもを早く寝かせることができると思います。
小さい子どもがいる時は、子どもと一緒に寝落ちしてしまうことも
ありましたが、それでも優先順位を決めることが大切です。
小学生の場合
小学生は1年生から6年生までいますので、その点も考慮する必要があります。
絶対にこれが正しいというわけではありませんが、
小学校1年生は幼稚園児に近い感覚でいるかもしれません。
高学年になるにつれて、より重要なことを話します。
親が理解しなければならないのは、
『命令しても子どもは動かない』ということです。
早く寝なさいと言っても、子どもはのらりくらりと言い訳をして、
時間を引き延ばすものです。だから重要なのは、親が命令するのではなく、
子ども自身が早く寝ることの利点を理解することです。
早く寝ることの利点を理解するのは難しいかもしれませんが、
子どもと話し合うことが重要です。
それは寝る時ではなく、平和な時、つまり昼間に
お母さんと子どもがリラックスしている時に、
おやつを食べながらいろいろな話をすることです。
将来の夢についての話でも良いですが、その中で、
「なぜ早く寝ることが大切なのか」を
子どもにわかりやすく説明してあげてください。
私が子どもに言っていたのは、夜寝ている間に体が成長し、
頭が良くなるということです。睡眠時間が短くなると、
頭が良くならないと伝えていました。
子どもには、頭の良い脳と悪い脳、どちらが良いかを聞いてみると、
良い脳が良いと答えます。高学年になると、どうでも良いとか、
頭が悪くても良いと言うかもしれませんが、子どもは理解しています。
早く寝ると頭が良くなり、体が成長する
つまり「早く寝ると得をする」と理解すれば、
夜遅くまで起きていることはなくなるでしょう。
また、早く寝て朝早く起きると、1日が長くなり、
多くのことができると伝えていました。
例えば、夜に子どもが本を読みたいと言ったら、
朝早く起きれば、いくらでも読んで良いと言って、
朝の楽しみにしていました。
夜は15分だけ本を読むか、朝早く起きて2時間でも3時間でも
読んで良いかを選ばせると
高学年になると朝の方が良いと理解するでしょう。
小学生になったら、自分で寝る時間を選ぶことが大切です。