fbpx

母学アカデミー学長 河村京子が伝授
”成功する子ども”を育てる究極メソッド

母学コラム

母学コラム詳細

ゲーム機いつから与える?

 

 

 

年中の男の子のお母さんのお悩み

 

 

息子はまだゲーム機を持っていません。

でも、ゲームにはとても興味を持っています。

 

周りのお友だちも

年長のクリスマスくらいから持ち始めることが多いようなのですが、

私はゲーム機自体を与えたくないです。

 

しかし、お友だちと遊ぶ時にゲーム機がないと

話題についていけなかったり、

 

小学生になると遊ぶ時に

ゲーム機で対戦ゲームなどして遊んだりしているようで、

他のお母さん方で本当はゲーム機をあまり与えたくはない方も、

仕方なく小学校入学には与える予定だと聞きました。

 

先生ならば、ゲーム機はお子さんたちにはずっと与えませんか?

 

 

 

「将来のためにゲームはしない」と言えるまで

 

 

うちの子どもたちにはゲーム機を与えませんでした。

 

よくゲーム機を持っていないと

「仲間はずれになるよ」「いじめられるよ」と言われたりしますが

うちの子たちはいじめられたりもしていませんし

仲間はずれになることもありませんでした。

 

それは考え方ひとつだと思います。

 

「ゲーム機がないから自分は友達と遊べないんだ」

「ゲーム機がないから仲間に入れてもらえないんだ」と

ゲーム機がないということをお子さん自身がマイナスに捉えてしまうと

どんどんネガティブな方向に落ち込んでいきます。

 

逆に

うちの子どもたちはゲーム機を持っていないことを

プラスに捉えていたように思います。

 

「自分はゲームをしない」ということを

自分の将来を見据えて考えていました。

 

将来、自分は何か仕事をする。

そのために勉強して大学に行く。

それにはゲーム機で遊んでいることが

自分にとってマイナスになるということを理解していたからです。

 

そういうふうに理解ができるようになるというのは

子どもが9歳を超えたぐらい

小学校高学年くらいからです。

 

 

 

キーワードは「自律」

 

 

小学校低学年では

目の前にある快・不快で判断をしてしまいますから

なかなか難しいと思います。

 

ですから

ゲーム機を持たないことを子どもがマイナスに捉えない。

そういうふうな導き方が大事です。

 

そのためには

折に触れてゲームについて話し合うといいでしょう。

 

「ゲーム機のどんなところが楽しいかな?」

「じゃあ、ゲームが楽しいからずっとやっていたらどうなると思う?」

 

このような聞き方をしてみましょう。

 

子どもが自分で考えて

「ゲームをずっとやっていたら他のことをする時間がなくなる」

「お父さんお母さんと一緒に遊ぶ時間がなくなる」

 

こういった答えが

お子さん自身から出てくるのを待っていただきたいなと思います。

 

これが「自律」に繋がります。

 

目の前のゲーム機が「楽しい」「楽しくない」だけではなく

将来のことまで考えられるようになって与えてあげる。

 

自律ができるようになって

ゲーム機は持たせてあげるというのが大事です。

 

そうすると

「ゲームは楽しいけど宿題をやった後にしよう」と

自分で自分を律することがきっとできるようになります。

 

もうしばらくは

ゲームを与えるか、与えないかの葛藤は続くと思いますが

お母さんに頑張ってほしいなと思います。

 

 

blog_mailmagazine