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母学アカデミー学長 河村京子が伝授
”成功する子ども”を育てる究極メソッド

母学コラム

母学コラム詳細

ASD(自閉スペクトラム症)息子の鏡文字

 

 

 

年長の男の子のお母さんからのご質問

 

 

息子は

高機能ASD(自閉スペクトラム症)です。

 

絵を描くことも字を書くことも

大の苦手で、

 

本人も周りのお友達のように書けないことに

苦手意識を持っています。

 

本人が珍しくその気になり書く時は

鏡文字で、

 

書き順は

右から左、下から上に線を引くなど

ものすごいことになっています。

 

今はそれを指摘したら

本人のやる気を削ぐと思い見守っています。

 

 

 

得意なことを伸ばしてあげましょう

 

 

子どもにはみんな

得意なこと苦手のことがあって

 

字が苦手な子、漢字も覚えられない子は

その代わりにものすごくできる部分もあります。

 

要は

『親がどこを見るか』

だと思うのです。

 

「この子は字が苦手だから練習させなきゃ」

と親が必死になるのではなく

 

「字が苦手だけど

すごく得意なことがあるから

そこを伸ばしてあげよう」

と見てあげるといいでしょう。

 

鏡文字については

 

今お母さんは

「見守っています」とおっしゃっています。

それでいいのだと思います。

 

本人は

「逆に書こう」と思って

逆に書いているわけではありません。

 

一生懸命書いているわけですから

それはそれで認めてあげて

 

得意なものがあれば

そっちを伸ばしてあげましょう。

 

例えば

算数がすごく得意であるとか

地理でいろんな国旗を覚えているとか

 

そういった得意な事を伸ばすことで

お子さんも自信がつきます。

 

「自分はできる」という

その自信をつけてあげるということが

すごく大事です。

 

 

 

親がマイナスイメージを持たない

 

 

そして親自身が

字が苦手なことに

マイナスイメージを持たないということが

大事だと思います。

 

わが子の一人も小学生だったころ

ずっと鏡文字を書いていました。

 

何かの本で

「鏡文字を書く人は天才である」みたいなのを読んだのです。

 

それから私の中で

「鏡文字=天才=うちの子」という意識があって、

「うちの子は天才」とずっと思っていました。

 

それくらいの気持ちでいいのではないでしょうか。

 

いずれにしても

苦手なところに注目するのではなくて

 

「お子さんのできる部分に注目して

そこを伸ばしてあげる」

そこが大事です。

 

 

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