fbpx

母学アカデミー学長 河村京子が伝授
”成功する子ども”を育てる究極メソッド

母学コラム

母学コラム詳細

空気が読めないKYな娘

 

 

 

小学校3年生 女の子のお母さんからのご質問

 

 

娘は

幼少期から元気が良く

少しお友達に引かれることも多く、

気になっていました。

 

ときと共に変化すると思っていましたが、

 

現在も

参観日の時ポツンとひとりだったり

帰宅後遊ぶ友達がいない様子を見たりすると

胸が痛みます。

 

友達を求めているのに

なかなかコミュニケーションが取れない娘に

どのように接していったらよいでしょうか。

 

 

 

子育ては3年区切り

 

 

 

「子育ては3年区切り」

私はこう考えます。

 

子どもは

3歳6歳9歳12歳15歳というように

3年区切りで

階段を登るように成長していくと思っています。

 

このお嬢さんは3年生ですから

ちょうどその9歳の狭間にいるのでしょう。

 

実は

子どもって9歳までは

周りが見えていません。

 

いわゆる「自己中」です。

 

「自分がやりたいからやる」

「自分が言いたいから言う」

 

9歳まではそれでよかったのです。

 

でも9歳を過ぎると

今度は周りが見えてきます。

 

「こういうことを言ったらお友達からいやがられた」

「おもちゃ貸さないと言ったら仲間外れにされた」と

 

そういう周りとの関わりができるようになるのが

9歳からなのです。

 

それまで自己中で

自分の言いたいことを言っていた子が

 

言いたいことを言っていたら

お友達とうまくいかないということに気付くのが

だいたい9歳、3年生か4年生くらいです。

 

それから

お友達とケンカになったり

仲間外れにされたりしたりということを繰り返して

コミュニケーションというのを学んでいくのです

 

今まさにお嬢さんは

コミュニケーションを学んでいるところでしょう。

 

 

 

子どもの心に寄り添う

 

 

では

親に何ができるかというと

 

9歳までは

そのままやりたいように

やらせてあげればいいと思うのです

 

でも

9歳を超えて

もし悩んでらっしゃるようであれば

 

お子さんとお友達について

話し合ってみたらどうでしょうか

 

その時に

「あなたがそんなこと言うからお友達ができないのよ」

「それはやりすぎでしょ」と

小言みたいになると

子供は心を閉ざしてしまいます。

 

ですから

「実は今日こういうことを言ったらお友達が離れちゃった」と

お子さんから相談されたら

 

「そうなのね、残念だったのね」と

 

まず共感してあげて 

その後で

少しアドバイスをあげたらいいでしょう

 

「お母さんだったらこういう風に言うけどなあ」

「お母さんだったらそれは言いたくても言わないかな」と

 

お母さんの小学校時代の経験といったものを話しながら

お子さんにアドバイスをするのもいいですね。

 

そうすると

お嬢さんは試行錯誤している最中ですから、

 

お友達との距離の取り方や

言っていいことと言っちゃいけないこと、

 

そろそろ本音と建前というのも

だんだん身に付けてきます。

 

そこで大事なのは

 

「お母さんはあなたの味方だからね」

「いつも味方だからね」

 

と声をかけてあげることです。

 

お子さんの中に

お母さんの後ろ盾というのがあると

 

勇気を持って、

お子さんはチャレンジができるものですよ。

 

 

blog_mailmagazine