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母学アカデミー学長 河村京子が伝授
”成功する子ども”を育てる究極メソッド

母学コラム

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ぬいぐるみを虐待⁉止めるべき⁉

 

 

 

3歳の女の子のお母さんのお悩み

 

 

娘が時々、

楽しそうにぬいぐるみを蹴ったり踏んだりしています。

止めるべきか、見守るべきか悩んでいます。

 

 

 

「かわいそうだと思うよ」と伝えるだけ

 

 

親としては

「このまま大人になったらどうしよう」

「乱暴な子になったらどうしよう」。

そう思うと不安になってしまいます。

 

人間ってみんな残虐性を持っています。

残酷なことをしたいという気持ちです。

これは大人、子ども、男の子、女の子、

誰もが持っていると思います。

 

大人は

残虐性をちゃんと理性でカバーする仕組みが

もう出来上がっているので

ぬいぐるみを蹴ったり叩いたりはしません。

 

ですが、まだ3歳のお子さんですから

ぬいぐるみが自分の思うようになると思い、

行ってしまうのだと思うのです。

 

ぬいぐるみを蹴ったり、踏んだり、叩いたり

これ自体はもうすぐなくなるでしょう。

 

では今

止めるべきか、そのまま見守るべきか。

親としてはそれを見ているとつらいですよね。

 

ここは

お嬢さんをどうこうしようということではなくて

お母さんの気持ちを子どもに伝えてあげたらいいと思います。

 

「くまちゃんが痛いって言っているのが聞こえるよ」

「お母さんはくまさんがかわいそうだと思うな」と

そこだけ伝えてあげます。

 

それでやめるかどうかは

お子さんが決めることです。

 

お子さんは

お母さんの「かわいそうだと思うよ」という言葉を聞いて

「でも私はやりたい」と思うかもしれませんし、

「お母さんがかわいそうって言っているからやめよう」かもしれません。

どっちを選ぶかはお子さんが決めることです。

 

 

 

成長の過程でなくなります

 

 

もし

「でも私はやりたい」とお子さんが思って、

まだ叩き続けたとしても

必ず罪悪感を持っています。

 

良心の呵責というものです。

そういった良心の呵責を積み重ねる中で

「叩いたり蹴ったりしたらかわいそうなんだ」というのを

だんだん身につけていきます。

そして、叩く蹴るということはしなくなると思います。

 

ですから

そんなに深刻に「このまま乱暴な大人になるのではないか」とか

そういったことは考えなくていいと思います。

 

逆に

「やめなさい」

「かわいそうでしょ」と

無理やり止めてしまうのは危険です。

 

小さい時に「やめなさい」と

無理やり残虐性を抑えられてしまうと

残虐性を理性でカバーすることを経験せず、

その残虐性を持ったまま大人になってしまうかもしれません。

 

ですから小さいうちにその乱暴な心、残虐の心というのを

満足させてあげた方が

私はすっきりした大人になるのではないかなと考えています。

 

 

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