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母学アカデミー学長 河村京子が伝授
”成功する子ども”を育てる究極メソッド

母学コラム

母学コラム詳細

乱暴者の息子

 

 

 

2歳8ヶ月の男の子のお母さんのお悩み

 

 

現在、

幼稚園のプレに通わせているのですが

迎えに行くたびに、先生から

 

「今日は平均台にのっているお友達を押して、

お友達はほっぺをぶつけてしまいました」

「今日はお友達の給食をひっくり返してしまいました」

 

などと言われ

毎回ヒヤヒヤしています。

 

家に帰って

「友達が何かしたの?」と理由を尋ねても

「なんにもしてない」「わかんない」などと言い

理由がわかりません。

 

「友達を押したらダメでしょ!」と叱るのですが

全く別の話をして話をそらしたり

そのうちに怒って私を叩いてきたりしてきます。

どうしたらいいでしょうか?

 

先生は「怒らない育児」を推奨されていますが

他人に迷惑をかけるような場合にも

怒らない方がいいのでしょうか?

 

 

 

学校や園のことは先生に委ねる

 

 

まずお伝えしたいのは

お子さんに悪気はない」ということです。

私は叱る必要は全くないと思います。

 

そして

幼稚園で起こったことは

基本的には先生とそのお子さんの問題ですから

先生にお任せしていいでしょう。

 

幼稚園で起こったことは

お母さんからはいっさい見えませんよね。

 

先生はお仕事なので

幼稚園で起こったことを親に報告されると思うのですが

それに対して

親が「子どもをなんとかしなきゃ」ということは

私は無理だと思っています。

 

もちろん先生が

「こういうことがあったので、家で指導してください」

というふうにおっしゃれば

家で子どもと話し合う必要はあります。

 

それから

他人に迷惑をかけることになったとしても

それは仕方がありませんし

お互い様なのではないかと思います。

 

ただ

お友達に怪我をさせてしまってときには

幼稚園の先生から

相手の親御さんに謝るように

指導や指示があるはずですので

それに従いましょう。

 

 

 

子どもを思いやって「叱る」

 

 

それから

「怒らない育児を推奨されていますが

他人に迷惑をかけるような場合は怒らない方がいいのでしょうか」

という質問についてです。

 

「怒らない育児」と「叱らない育児」

これは別物です。

 

私は「怒らない子育て」はオススメしていますが

叱らない子育て」というのはあり得ないと思っています。

 

「怒る」と「叱る」の違いについては

しっかり覚えておいていただきたいのです。

 

「怒る」というのは自分という親の感情です。

子どもにイライラした感情を

そのままバンとぶつけるのが「怒る」ということです。

 

これは

子どもにとっても親にとっても良いことはありません。

ですから私は

「怒らない子育て」をした方がいいと思っています。

 

ただ「叱る」というのは感情ではありません。

 

子どもを思いやってする自分の言動なのです。

相手を思いやって諭すためには

自分が怒っていてできません。

 

自分がカーッとなっていたら

冷静に「叱る」ことはできないのです。

 

この違いを混同したままだと

「叱らない子育てをしなきゃいけない」と勘違いをし、

何でもかんでも許してしまうことになります。

 

それでは

子どもがやりたい放題になってしまいます。

そこは気を付けられた方がいいと思います。

 

 

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