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母学アカデミー学長 河村京子が伝授
”成功する子ども”を育てる究極メソッド

母学コラム

母学コラム詳細

勉強してるのにテストで点が取れない息子

 

 

 

小学校2年生の男の子のお母さんのお悩み

 

 

毎日親子で

宿題以外の家庭学習を50分程度していますが

 

息子はテストで

あまり満点を取ることがありません。

8090点が多いです。

 

私自身が小学生の時は

授業を聞くだけでいつも満点だったので

 

息子のテストの結果が

不思議でなりません。

 

 

 

ケアレスミスは問題なし

 

 

子どものテストの点数が

いつも8090点という場合には

2通りの理由があると言えます。

 

まず一つがいわゆる「ケアレスミス」

 

内容はきちんと理解できているのに

計算を間違えてしまったり

問題文を読み間違えていたり

 

つまり単純なミスで満点が取れない場合です。

 

ケアレスミスに関しては

全く問題ないと私は思っています。

 

学校のテストで100点を取ることに

そんなに意味はないのです。

 

学校のテストというのは

「授業で習ったこと=基本」が

最低限、理解でできているかどうかをチェックするためのものなので

内容がきちんと分かっていればいいのです。

 

ケアレスミスというのは人間誰でもありますよね。

 

例えば本人に目的があって

「中学受験のためにはミスが許されない」といった場合であれば

すごく集中するでしょう。

 

そしたらミスは減っていきます。

 

ただし

親の言葉には注意が必要です。

 

「この計算を間違えなかったら100点だったのに」

「どうしてミスが多いの」

 

このような言葉をかけていると

子どもは「自分はミスが多い人間なんだ」

と思い込んでしまいます。

 

自分は計算ミスが多い人間と思い込んでしまうと

やっぱりそうなってしまうのです。

 

ですから

親自身がケアレスミスということに

あまり注目しない方がいいでしょう。

 

「今日はたまたま間違えちゃったのね」

「あなたならできるよ」

 

そういう言葉をかけてあげてほしいなと思います。

 

 

 

応用問題が解けないときは

 

 

それからもう一つは

「理解ができていない」というパターンです。

 

基本部分は理解できているのだけど

応用問題が解けない場合です。

 

これは

「本当」の理解まで至っていないということになりますので

家での勉強方法を少し変えていかないといけません。

 

勉強というのは二通りあって

「知識の問題」と

 

応用問題と言われる

「考える力が必要な問題」の二通りです。

 

「知識の問題」というのは

基本問題であって

やり方を丸覚えすれば解けます。

 

ですが

もう一方の「考える力が必要な問題」というのは

やり方を教えただけでは理解できません。

 

「本当」に考える力をつけてあげなければいけないですから

そういった力を伸ばすというのは

「この問題集をやればいいですよ」という話ではありません。

 

普段の生活の中で子どもに考えさせる力をつける

というのが大事になってきます。

 

どうやって子供に考えさせる力をつけるかと言いますと

「お母さんが教えない」ということだと思います。

 

ですから

8090点という点数にこだわるのではなく

その間違いが「ケアレスミスによるもの」なのか

「考える力が足りないのでできていない」のか

 

そこを見極めて

それぞれの対処をしてあげるというのが

大事だと思います。

 

 

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