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母学アカデミー学長 河村京子が伝授
”成功する子ども”を育てる究極メソッド

母学コラム

母学コラム詳細

塾なしで東大に合格する地頭を育てる【天井から見る】〜生活の中での地頭の作り方〜

このシリーズでは、塾なしで東大に合格する地頭を作る子育てということでお話をしていきます。

概要はコチラから
【生産と消費】はコチラから
【氷山の一角】はコチラから
【満月の法則】はコチラから

今回のテーマは、

【今日から怒らない母になる!怒らずに子どもを育てる方法(天井から見る)子育て】

についてお話をしたいと思います。

東大や京大と聞くと、「ガリ勉」とか「たくさん勉強させなきゃ」というイメージがあるかもしれませんが、私はそうは思っていません。

私自身は、子どもたちに「勉強しなさい」と言ったり、勉強を教えたりしたことはなく、下記のことを意識していました。

①子どもたちが楽しく勉強に向かえるように環境を整えること
②私自身の気持ちを整えること


今回は、②についてのお話です。

私自身がイライラしたりカリカリしたり、子どもに雷を落としたりしないように、自分の気持ちを整える。
そこを大事にしてきました。

今回は、【天井から見る】ということについてお話します。

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天井から何を見るの?

これはつまり、「自分自身を天井から見る」ということです。

何故そんなことをしなければいけないのか、というと、

子育てをしていると、子どもたちが喧嘩をしたりワガママを言ったり、言うことを聞かなかったり。

どうしてもイライラすることがたくさんあると思います。

私自身も、毎日のように子どもたちにイライラさせられるような日々でした。

そんな時に、ついカーッとなって怒ってしまう、という方も多いと思います。

でも、子どもを怒ってしまうと、

子ども自身はビクッとする

「お母さん怖い」「お母さんから逃げたい」と思う

子どものやる気がなくなる

という負のループに陥ってしまいます。

これは勉強でもスポーツでも同じですが、子どもが自分からやる気になって前向きに進むためには、やはり家庭環境が穏やかであることが大事です。

家庭というのは主にはお母さんになると思うので、つまり「お母さんが穏やかでいること」が大事なんじゃないかな、と思います。

そこで私がしていた方法が、【天井から自分を見る】という方法です。

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【天井から自分を見る】具体的な方法

例えば、子どもが何かやらかしたとき。

子どもが、飲んでいたお茶をひっくり返してしまい、テーブルの上に置いてあったノートや仕事道具などがびしょ濡れになってしまった、というようなとき。

その瞬間は、誰でもやっぱりカーッとなります。
そしてそういうときには、どうしても視野が狭くなってしまいます。

テーブルを見れば、こぼれたお茶と水浸しになっている仕事の資料やノート。
それしか見えずに視野が狭くなると、人間というのは攻撃的になります。

「どうしてそんなことをするの!」
「どうしてもっと気をつけないの!」

というように、相手を責める言葉が出てきてしまいます。

そんなふうに怒ってしまうと、子どもは悪気があってやったわけではないのに、「自分のミスだ」と萎縮してしまいます。

そんな時に【自分を天井から見てみる】という方法は、つまり【視野を広げる】ということなのです。

天井から自分を見ると、テーブルのこぼれたお茶と資料だけではなくて、子どもと自分自身も見えます。

人間は、自分自身の醜い姿というのはやはり見たくないものです。
般若のような顔をして怒っている自分というのは、決して美しいものではないと思います。

自分自身を客観的に天井から見ることができれば、「そんな姿は見たくない」という心理が働いて、怒りは少し収まります。

例を変えてみると、

たとえば、家の中ではついつい子どもを怒ってしまっていても、スーパーやイベント会場など、たくさん人がいるところで大声で子どもに怒鳴り散らすお母さんはあんまりいらっしゃらないんじゃないかな、と思います。

なぜかというと、人の目があるからです。

人の目があると、「醜い自分、怒っている自分を見せるのは恥ずかしい」という気持ちが働くので、外だとその怒りを抑えることができるのです。

でも、家の中というのは人の目がないので、「恥ずかしい」という気持ちは沸かずに、子どもに感情をストレートにぶつけてしまうのです。

つまり、【天井から見る】というのは、その【人の目を自分で作る】ということなのです。

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【天井から見る】ためには平和な時に練習が必要!私が実践していた方法2

そうは言っても、客観的に冷静に自分を天井から見たくても、カーッとなってしまったら、そこから視野を広げるというのはなかなか難しくなってきます。

ですので私は、次の2つのパターンで、平和な時に練習をしていました。

①子どもと楽しく遊んでいるとき
②一人でいるとき


まず①について。

子どもを怒っている時ではなくて、例えばトランプなど、子どもと一緒にニコニコしながら楽しくトランプ遊びをしているとき

そんな時は心に余裕があるので、そういう時に天井から自分を見てみてください。

子どもと一緒にトランプ遊びをして、「勝ったー!」とか「負けちゃったー!」とか、楽しく遊んでいる姿。

これは美しい姿です。

そういった姿を天井から見てみる、というのは結構できると思います。

②例えば台所で洗い物をしている時。

洗い物をしている時には、考え事をしていたりすることもあると思いますが、その姿を天井から見てみてください。

そうすると、かいがいしくお皿を綺麗にしている自分が見えてきます。
これも美しい姿です。

他にも、街に出かけている時や、電車に乗っている時。

今は電車に乗っていると、とても多くの人がスマホを見ていたり寝ていたりしています。
そんな時、一人で電車に乗っている姿を天井から見てみてください。

すると、きっと背筋がスーッと伸びて、口角もキュッと上がります。

そんなふうに、自分が冷静なときに自分の姿を客観的に見る、ということをぜひ試してみてください。

平和で、心に余裕がある時なら、割と実践しやすいと思います。

こんなふうに続けていると、【天井から自分を見る】という習慣が自分の中でだんだん身についていきます。

ひとたび習慣になってしまえば、

・子どもに対してカーッとなった時
・子どもが言うことを聞かない時
・子どもが何か失敗した時

などでも、スッと天井から自分を見ることができるようになります。

それができるようになったら、おそらく怒りの感情は半分ぐらいになるんじゃないかな、と思います。

私自身も、子育てをする中でカーッとなることは本当に毎日たくさんありました。

でも、カーッとはなりますが、【天井から自分を見る】ということができるようになると、怒りがゼロにはならなくても、半分ぐらいにはなっていました。

ぜひ試してみてください。

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