「ごめんなさい」が言えるのは3歳?6歳?いつ?
私は母学アカデミー学長として子育てをお伝えしています。
わが子たちは、長男東大、次男京大、娘はイギリス高校留学をしています。
そんな子育てをお伝えしています。
今日は、「ごめんなさい」を無理にでも言わせるべきか、それとも
「ごめんなさい」を自分で言えるようになるまで待ってあげるべきかを
考えてみましょう。
何歳になったら「ごめんなさい」が言えるのでしょうか?
3歳?6歳?
<あるある!こんなコト>?
★夕食の時、子どもがみそ汁のお椀をひっくり返してしまった!
★公園で遊んでいる時にお友だちのおもちゃを取ってしまった!
★そのおもちゃを返すどころか、お友だちを叩いてしまった!
こんな経験、小さなお子さんをお持ちのお母さんなら誰でもあるでしょう。
子どもは「ごめんなさい」と謝る風もなく、黙ったまま・・・・
そうするとお母さんは頭にカーッと血がのぼります!
「ごめんなさいは?」とさりげなく謝らせようとしても、
プイッと顔を背けられたら、余計にカッカとなりますね。
<無理やりにでも「ごめんなさい」と謝らせないと大人になってもこのまま?>
「ここで「ごめんなさい」を言わずに許してしまったら、もしかして大人になっても謝れない人間になってしまうのでは?
三つ子の魂百までって言うし・・・」
こう考え始めるとお母さんはだんだん焦ってきます。
「ごめんなさいはっ?」の声もだんだんトーンが高くなり、
ついには大声が出てしまう時もありますよね。
「謝りなさいっ!!」
もうこうなってしまったら、子どもは恐怖に怯えて動けなくなるか
余計に反発して絶対に動かなくなるか
「素直に『ごめんなさい』と謝る」ことは不可能に近くなります。
<その結果、どんどん悪循環にハマる!?>
最後にはお母さんが子どもの頭を持って、力づくで頭を下げさせることになるのです!
もうこの時点では、子どもは泣きじゃくるか、怒って反撃するかしかなくなるのです。
その結果、親子でパニック!!
お母さんは自分でも思っていなかったほど大声を出し、
子どもを罵倒して、子どもが恐怖で黙ってしまうまでパニックは続きます。
やっと修羅場がおさまった時には、お母さんには後悔の嵐がやってきます。
「こんなに怒る必要はなかったのに。」
「優しいお母さんでいたいのにどうしてこうなっちゃうの?」
「子どもに申し訳ない・・・」
<その時、子どもはどう思っているか?>
お母さん自身が怒りでパニックになっている間は、
お子さんを思いやる気持ちは働きません。
お母さんに怒られている間、子どもは何を考えているか?
考えてみたことはありますか?
★ただただ恐怖に怯えている
★自分は悪くないのにどうして怒られるの?
★自分がダメな人間だからお母さんはこんなに怒るんだ。
★早く嵐が去って欲しい
決して反省などしていないのです!
そして、恐怖だけが子どもの心に澱のように溜まっていくのです。
そんな恐怖の澱が溜まり続けて、子どもが思春期を迎える頃、
反抗期がやってきます!!
反撃する体力と知識を備えた子どもは、
昔お母さんに怒られたのと同じ方法で、お母さんを攻撃するようになるのです!
そんなこと、考えただけでもイヤですよね。
でも、お母さん自身に【怒りをコントロールする技術】があれば
後から後悔するほど怒ることは防げるのです!
<子どもが素直に「ごめんなさい」と謝るようになる方法>
それでは、どうすれば子どもは素直に「ごめんなさい」と謝るようになるのでしょうか?
★「ごめんなさい」と無理に言わせない
★子どもの顔を見て、反省しているかどうかを判断する
★反省していたら「○○ちゃんは心の中で、「ごめんなさい」って言っているのね。
ママにはちゃんと聞こえるよ。
★謝らなければならない相手にお母さんが謝る
<え?子どもに「ごめんなさい」と謝らせなくていいの?>
「え?子どもに謝らせなくていいの?」
「そんなに甘いことじゃ、いつまでも謝れるようにはならない!」
そう思われた方も多いでしょう。
確かに、「すぐ」には「ごめんなさい」が言えるようにはならないかもしれません。
でも、この方法で
★心の中で反省する
★心の中で「ごめんなさい」を言ってみる
★お母さんが代わりに「ごめんなさい」を言ったのを見る
これを何度も経験すると自然と「ごめんなさい」が言えるようになるのです!
お母さんが「ごめんなさい」を言ったら、
相手が「いいのよ、大丈夫よ♪」
と言ってくれて、周りの空気が明るくなった!
代わりに「ごめんなさい」を言ってくれたお母さんが清々しい顔になった!
そんな変化を敏感にキャッチして、
「ごめんなさいって謝ることは、気持ちいいことなんだ!」
と子どもが心から思えるようになると
自然に「ごめんなさい」が言えるようになるのです。
それは次の日からからもしれません、1年後かもしれません。
お母さんはその日を信じて、お子さんの代弁をし続けて欲しいと思います。
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