お母さんの口癖が子どもに伝わる理由
私は全国各地に行かせてもらっています。
北は北海道から南は沖縄まで。
今年だけで28都道府県に
伺いました。(予定も含む)
同じ日本でも地域が違うと
文化が違います。
言葉(方言)も違うのですが
そういった「目に見えるもの」ではなく、
「目に見えないもの」が
違うのです。
(言葉は目に見えませんが
耳で聞こえます)
それが一番よくわかるのが
タクシーの運転手さんです。
行先を告げる時、
私はだいたい建物の名前と
住所を伝えます
初めての場所ですから、
住所しかわからないからです。
建物の名前を運転手さんがご存じで
すぐわかれば問題ないのですが
分からない場合、
住所を頼ることになります。
運転手さんも住所を言われても
分からないので、カーナビの設定を
されます
確かに、カーナビの設定は
メンドクサイことだと思います。
★それを露骨に言葉に出す人
★露骨ではないけれどイヤそうな人
★快くサッと設定してくださる人
★その場所を知らないことを
申し訳なく思いお待たせして
すみませんと謙虚な人
これって、地域性じゃなくて
個人の資質ではと思われるでしょうが
(確かに個人の資質もあるでしょうが)
同じ地域で何度もタクシーに乗ると
だいたい同じなのです。
そして飲食店の定員さんも
やっぱりタクシーの運転手さんと
同じ印象を持つことが多いです。
全国を旅していると
そんな「文化の違い」を
感じることができます。
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「文化」は家庭にもあります。
家庭はお母さんとお父さんが中心です
だから、お母さんお父さんの
行動や言葉が「文化」として
子どもに伝わります。
そして多くの家庭は
子どもと接する時間や密度は
お母さんの方が多いので
お母さんの行動や言葉が
子どもに与える影響は大きいのです。
子どもが
「もうっ!いいかげんにしてっ!(怒)」
と言った言葉を聞いて
「あ、私の口癖と同じっ!」
とびっくりしてことはありませんか?
たいてい、いい口癖より
悪い口癖の方がなぜか伝わりやすい
のです(笑)
また同じように、
お母さんが
「人生はつまらないもの」
と思っていたら、
子どもも同じように思ってしまうし、
お母さんがいつも怒っていたら
子どもは
「自分の機嫌が悪い時は
怒ってもいいのだ」
と思ってしまいます。
だからこそ、お母さんには
「子どもに何かを教える」
よりも
「自分自身の行動や言葉を
振り返ってみる」
ことをしていただきたいのです
自分の行動や言葉は
自分で意識し、
正しい方向にトレーニングすれば
変えることができます。
そんな方法を母学アカデミーでは
学んでいきます。