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母学アカデミー学長 河村京子が伝授
”成功する子ども”を育てる究極メソッド

母学コラム

母学コラム詳細

6歳までは「ごめんなさい」は言えなくてイイ!!

6歳までは「ごめんなさい」は言えなくてイイ!!

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<あるある!こんなコト>

★夕食の時、子どもがみそ汁のお椀をひっくり返してしまった!

★公園で遊んでいる時にお友だちのおもちゃを取ってしまった!

★そのおもちゃを返すどころか、お友だちを叩いてしまった!

 

こんな経験、小さなお子さんをお持ちのお母さんなら誰でもあるでしょう。

 

子どもは謝る風もなく、黙ったまま・・・・

そうするとお母さんは頭にカーッと血がのぼります!

 

「ごめんなさいは?」とさりげなく謝らせようとしても、

プイッと顔を背けられたら、余計にカッカとなりますね。

 

<無理やりにでも謝らせないと大人になってもこのまま?>

 

「ここで「ごめんなさい」を言わずに許してしまったら、もしかして大人になっても謝れない人間になってしまうのでは?

三つ子の魂百までって言うし・・・」

 

 

こう考え始めるとお母さんはだんだん焦ってきます。

 

「ごめんなさいはっ?」の声もだんだんトーンが高くなり、

ついには大声が出てしまう時もありますよね。

 

 

「謝りなさいっ!!」

 

もうこうなってしまったら、子どもは恐怖に怯えて動けなくなるか

余計に反発して絶対に動かなくなるか

 

「素直に謝る」ことは不可能に近くなります。

 

 

<その結果、どんどん悪循環にハマる!?>

最後にはお母さんが子どもの頭を持って、力づくで頭を下げさせることになるのです!

 

もうこの時点では、子どもは泣きじゃくるか、怒って反撃するかしかなくなるのです。

 

 

その結果、親子でパニック!!

 

お母さんは自分でも思っていなかったほど大声を出し、

子どもを罵倒して、子どもが恐怖で黙ってしまうまでパニックは続きます。

 

 

やっと修羅場がおさまった時には、お母さんには後悔の嵐がやってきます。

 

「こんなに怒る必要はなかったのに。」

「優しいお母さんでいたいのにどうしてこうなっちゃうの?」

「子どもに申し訳ない・・・」

 

 

<その時、子どもはどう思っているか?>

お母さん自身が怒りでパニックになっている間は、

お子さんを思いやる気持ちは働きません。

 

お母さんに怒られている間、子どもは何を考えているか?

 

考えてみたことはありますか?

 

 

★ただただ恐怖に怯えている

★自分は悪くないのにどうして怒られるの?

★自分がダメな人間だからお母さんはこんなに怒るんだ。

★早く嵐が去って欲しい

 

決して反省などしていないのです!

そして、恐怖だけが子どもの心に澱のように溜まっていくのです。

 

そんな恐怖の澱が溜まり続けて、子どもが思春期を迎える頃、

反抗期

反抗期がやってきます!!

 

反撃する体力と知識を備えた子どもは、

昔お母さんに怒られたのと同じ方法で、お母さんを攻撃するようになるのです!

 

 

 

そんなこと、考えただけでもイヤですよね。

でも、お母さん自身に【怒りをコントロールする技術】があれば

後から後悔するほど怒ることは防げるのです

 

 

 

 

 

<子どもが素直に謝るようになる方法>

それでは、どうすれば子どもは素直に謝るようになるのでしょうか?

 

私が以前、あるお母さんにアドバイスをした実例をご紹介します。

まずは、そのお母さんがアドバイスを実行した後にいただいた

報告を紹介します。(掲載のご了承はいただいています)

 

「私が子供の謝らせ方が分からないと相談したら、

一般的な子供の頭を持って「ごめんなさい。」と言わせるのではなく、
言えなかったら「○○君のごめんなさいって気持ちはお母さんには分かったからね。
だからお母さんが代わりに謝っておくからね。ごめんなさい。」
と言えば良いと聞いて安心しました。

今朝は朝御飯を食べている最中に牛乳が入ったコップを手を滑らせたみたいで、
牛乳を床に撒き散らされました。

今までだったら「ごめんなさい。って言わないと。」とか
「もう○○君はまたこぼして!」等と言ってましたが

今日は直後に抱っこしてくれと言うから抱っこしてあげて、

その間に主人が床を拭いてくれてたから、主人に
「拭いてくれてありがとう。」と私が思わず言えたので、
子供に対して
「お父さんにこぼしたのを拭いてくれてありがとうね。って言おうね。」と言えました。

今までは何が何でも「謝らせなきゃ!」と思っていて、
謝らせないと大人になって困ると思っていたので、

「小さいうちは曖昧な事中途半端な事が何個もあって、いずれきちんと出来るようになる。」

とおっしゃっていて、
私は小さい頃から頑固に徹底的にしなきゃと身に付かないと思っていたので目からウロコのお話でした。(ここまで)

 

 

 

このお母さんは私がアドバイスしたことを素直にそのまま実行してくださいました。

 

それでは、私がアドバイスした方法をご紹介します。

 

★「ごめんなさい」と無理に言わせない

★子どもの顔を見て、反省しているかどうかを判断する

★反省していたら「○○ちゃんは心の中で、「ごめんなさい」って言っているのね。

ママにはちゃんと聞こえるよ。

★謝らなければならない相手にお母さんが謝る

 

 

<え?子どもに謝らせなくていいの?>

「え?子どもに謝らせなくていいの?」

「そんなに甘いことじゃ、いつまでも謝れるようにはならない!」

 

そう思われた方も多いでしょう。

 

確かに、「すぐ」には「ごめんなさい」が言えるようにはならないかもしれません。

でも、この方法で

 

★心の中で反省する

★心の中で「ごめんなさい」を言ってみる

★お母さんが代わりに「ごめんなさい」を言ったのを見る

 

これを何度も経験すると自然と「ごめんなさい」が言えるようになるのです!

 

お母さんが「ごめんなさい」を言ったら、

相手が「いいのよ、大丈夫よ♪」

 

と言ってくれて、周りの空気が明るくなった!

 

代わりに「ごめんなさい」を言ってくれたお母さんが清々しい顔になった!

 

 

そんな変化を敏感にキャッチして、

 

「ごめんなさいって謝ることは、気持ちいいことなんだ!」

 

と子どもが心から思えるようになると

自然に「ごめんなさい」が言えるようになるのです。

 

それは次の日からからもしれません、1年後かもしれません。

お母さんはその日を信じて、お子さんの代弁をし続けて欲しいと思います。

 

 

<その方法がいいコトはわかった!でも・・・・出来ない>

 

ここまで読んで、納得していただけた方も多いと思います。

 

・・・・でも、出来ない・・・・

・・・・私には、無理・・・・

 

そう思う方もいらっしゃるのでは?

 

その原因は何でしょう?

 

そう!

子どもの心を見る前に怒ってしまって、感情のコントロールができない!!

 

これが原因ですね。

 

 

<怒りの正体>

それでは、その「怒り」の正体とは何でしょう?

 

よく、「堪忍袋の緒が切れる」と言いますね。

今風に言うと「キレる」でしょうか。

心の袋

私は「心」とは、大きな袋のイメージを持っています。

サンタクロースの袋のような感じでしょうか。

その中には、いろいろな感情が入っています。

「喜怒哀楽」の感情ですね。

 

その袋の一番上(袋の口の近く)には「怒り」の感情があるのです。

だから、自分に不都合な事が起こった時には、

まず袋の出口の近くにある「怒り」の感情が出てしまうのです。

 

怒りの感情の奥には必ず、別の感情があるのです!

でも、袋の奥底に入っているので、すぐには見つけ出せない。

だからまず、怒りの感情が出てしまうのです。

 

 

例えば、最初の例で、子どもがみそ汁をこぼしてしまった時、

 

「あ~あ、片付けがメンドウだなぁ」

「朝は時間がないのに、どうしてくれる!!」

 

という感情があるかもしれません。

そんな時、あらかじめ布巾と雑巾がテーブルの近くにあったらどうでしょうか?

 

それほど怒りはわかないかもしれませんよ。

もしかしたら「自分で片づけようね。」と子ども自身に片づけを教えるチャンスかもしれません。

 

 

お友だちのおもちゃを取って、おまけにお友だちを叩いてしまった時、

 

「相手のお母さんから躾のなっていない親と思われるのでは?」

「良いお母さんと思われたいのに、これじゃ良い母になれない!」

 

という感情があるかもしれません。

 

もしその場に、相手のお母さんがいらっしゃらなかったら、

それほど怒らなかったかもしれませんね。

 

 

そう考えると、怒りは自分でコントロールできるものなのです。

 

 

<怒りは訓練でコントロール出来る!?>

 

はい!出来ます!!

 

世の中には「穏やかな人」「短気で怒りっぽい人」がいます。

でも、これは生まれつきではなく訓練次第なのです。

 

生まれつき穏やかな人は、自分で意識しないままで怒りをコントロールする訓練をしてきた人なのです。

 

「自分は短気で怒りっぽいから無理」と思っている人でも、訓練すれば

「穏やかで怒らない人」になれるのですよ!

 

 

どうしてそんなことが言えるのか?

 

それは、私自身が「短気で怒りっぽい人」だったからです!!

結婚して子育てをする中で、たくさんの子育ての学びをしました。

2000冊以上の育児書・教育書を読む中で

「怒りのコントロール」の方法も学びました。

 

 

そうやって子育てをしていると

子どもに対して「怒る」ということがありませんでした

 

子どもは思うようには行動しませんから、

心の中に怒りが沸くことは度々です。

でも、そんな時どうすればいいかを学んでいるので

袋の中から怒りの原因の感情を取り出し、分析することで

怒りを子どもにぶつける必要がなくなるのです。

 

そんな「怒り」に対処する方法も母学では学んでいきます

 

 

 

 

 

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