ガリガリ勉強するだけじゃ難関校合格は無理!?その理由と中学受験ラクラク合格法★
★目指せ東大・京大!?★
子どもが生まれた時、親であれば子どもの無限の可能性を信じています。
・この子、オリンピックに出場するかも
・総理大臣になって欲しい
・大金持ちになるかも
・東大に行かせたい、それとも京大?
大なり小なり子どもの未来について夢を持つのが親というものでしょう。
その中でも「勉強だけは出来る子どもになって欲しい」と
思うものです。
なぜなら、小学校入学する6歳から高校までずっと勉強と付き合っていかなければ
ならないからです。
テストの点、偏差値という共通のものさしで、周りの子どもと否が応でも比べられる
からです。
出来るならば我が子を東大・京大に合格させたいと思うのも
親心なのです。
★そのためには、早期教育!?★
小学生になって、勉強でお友達と争うなら、
なるべく早いうちにスタートした方が有利になると考えるのも自然なことです。
それはいつから?
幼稚園に入ってから?それとも、幼稚園入園前でしょうか?
お友達が早期教育の塾に入ったと聞けば、平静ではいられなくなるかもしれません。
いったい、いつからお勉強の教育を始めれば効果的なのでしょうか?
早ければ早いほどいいのでしょうか?
それとも、あまりに早いと何か弊害があるのでしょうか?
★大学山によじ登る?★
ここで、早期教育の目的を考えてみましょう。
ズバリ!大学受験のためですね。
子どもになるべくいい大学に入学して欲しい。
そのためには、なるべく早く勉強を開始した方がいい。
だから小学校に入るときには、周りの子どもより先に進んでいたい。
この考えが間違っているとは言いませんが、
私は別の考え方で我が子たちの教育をしてきました。
一般の方が考える大学受験って、
「山によじ登る」イメージだと思います。
「大学山」という巨大な山があって、
頂上が「東大」「京大」、
その下にもたくさんの大学が山すそまで続いています。
子どもが生まれた瞬間から、大学山の頂上を目指して登り始めます。
その時に、なるべく早いほうが有利と考えるので、
中学受験や小学受験、幼稚園のお受験もあるのです。
そして、その前に早期教育があるのです。
世の中のほとんどのお母さんお父さんが
勉強=ツラいもの、タイヘンなもの、メンドクサイもの
でも、避けては通れないものと思い込んでいます。
ちょうど一歩一歩山をよじ登るようなイメージでしょうか。
苦しくてもツラクても、頂上を目指してよじ登り続けるのです。
20年前に我が子が生まれた時に私は
「山によじ登る子育てはしない!」と決心しました。
山によじ登らなくても、子どもの背中に翼をつけてやれば
いいのではないかと考えたのです。
そうすれば、どんなに高い山だったとしても、
自由に飛んで行けると考えたのです。
実際に「子どもに翼をつける」イメージで子育てをした我が子たち3人は
今、大学生、中学生になり背中の翼で自由に大空に羽ばたいている
(飛び立とうとしている)ように見えます。
大学生の息子たちはもちろん大学受験を経験しましたが、
「よじ登る」というより「羽ばたいて好きな大学に留まった」
というイメージでした。
★背中の翼とは?★
それでは、ここで言う「翼」とは何でしょうか?
もちろん、ホンモノの羽がついているわけではありません笑
私は「子どもが自由に飛び立てる翼」とは「考える力」だと
思っています。
「考える力」があれば、勉強にも前向きに取り組めます。
「考える力」があれば、勉強の理解も深まります。
勉強だけでなく、
「考える力」があれば、自分の人生についても深く考えます。
「考える力」があれば、今自分がやらなければならないことの
優先順位も的確につけることができるのです。
★入試問題の3つの難易度★
では、「考える力」さえあれば、入試問題がスラスラ解けるのでしょうか?
ここで、中学入試を題材に考えてみたいと思います。
中学入試にチャレンジする小学生はたくさんいます。
昨今では競争も激化して、「中学受験地獄」のようです。
中学入試に合格するためには、闇雲に勉強すればいいというものではありません。
まずは、分析することが大切です。
中学入試の問題は、次の3つのレベルに分けることができます。
<レベル1>
「暗記しているかどうかを問う問題」
一番低レベルの問題です。
知識を暗記しているかどうかを確認する問題。
・国語で言えば、漢字や熟語
・理科で言えば、星の名前や花の名前
とりあえず覚えていれば、正解できる問題です。
<レベル2>
「パターン化された問題」
レベル2になると暗記だけでは攻略できません。
受験の問題には、いくつかのパターンがあります。
決められたパターンをマスターすると
その問題を解くことができます。
レベル2の問題をクリアするには、
何度も繰り返して問題を解き、
パターンを習得することが大切です。
そのためには膨大な時間と手間がかかります。
受験勉強がタイヘンといわれる所以です。
レベル2の問題までを確実に解ければ
偏差値60くらいまでの中学には合格できるでしょう。
でも、難関校といわれる中学の合格は難しいです。
<レベル3>
「全く新しいタイプの問題」
いわゆる難問のたぐいです。
過去の出題パターンに当てはまらず、
まったくゼロから思考しなければ
正しく解答することができません。
レベル3の問題をクリアするためには
「考える力」が大きな意味を持ちます。
「記憶する力」だけでは、歯が立ちません。
問題を解きながら
「この問題の本質は何なのか?」
ということを考えなければ決して解答できないのです。
つまり、「考える力」がなければ
解くことができないのです。
難関中学の入試問題はレベル3の問題が大多数です。
暗記や表層的なテクニックでは
全く歯が立たないのが現状なのです!
★どの順番で子どもに身に付けさせるのかが大事!!★
子どもが中学受験(大学受験でも!)をするのなら、それなりの力を
小さいときからつけてやらなければなりません。
多くの親は「レベル1」→「レベル2」→「レベル3」の
順に子どもに力をつけさせようとします。
これが「大学山によじ登る」というパターンです。
早期教育でなるべく早く力をつけさせようとすると
幼稚園の我が子に「覚える」ことをさせてしまいます。
「なるべく早く『あいうえお』を覚える」
「なるべく早く『1+1=2』を覚える」
「なるべく早く『花の名前』を覚える」
と覚えさせようとします。
幼い子は何でも覚えますから
わずか3歳でも「あいうえお」が読めるようになるでしょう。
そうすれば、親や周りの大人は喜びます。
「スゴ~イ!」
と褒められると子どもも嬉しくなって
もっともっと覚えようとするでしょう。
幼稚園で掛け算九九を覚えたり、漢字を覚える子も出てくるでしょう。
そうすると、子どもの頭の中では
「勉強=覚える=嬉しい」
という思考が出来上がります。
幼いときに身についた思考はなかなか変わることはありません。
小学校高学年になっていよいよ中学受験の勉強に
取り掛かるときにも
「勉強=覚える」のパターンで乗り切ろうとするでしょう。
そうすると、<レベル2>の「パターン化して覚える」思考に
なります。
例えば、算数の文章題だったら
・これは植木算
・これは鶴亀算
というように、パターンで問題を解こうとします。
もちろん、手間と時間をかけて何度も何度も繰り返せば
ある程度の問題は解けるようになります。
しかし、ここから<レベル3>の思考を身に付けるのは
非常に難しいでしょう。
「勉強=覚える」の思考が身についてしまうと
まったく新しいパターンの問題には手も足もでません。
人より早く早期教育から勉強を始めて、
コツコツ真面目に取り組んで
手間と時間をかけて学び続けても
高学年になって伸び悩んでしまうお子さんはこのパターンなのです。
★「考える翼」を身に付けたら★
では、逆の順番に身に付けていくとどうなるでしょうか?
つまり、「考える力」を幼い頃から身に付ける方法です。
「考える力」は、いわゆる勉強で身につくものではありません。
ドリルや問題集を解いたからと言って身にはつきません。
「考える力」を身に付ける方法は「遊び」や「生活」の中にあるのです。
・積み木で高い高い塔を作る
・料理をする
・砂場でトコトン遊ぶ
・お父さんやお母さんの真似をする
こんな日常生活の中にこそ「考える力」をつけるチャンスがあるのです。
ただし、ひとつひとつのチャンスを親が見逃さず、
子どもに考えさせることが大切です。
ただ何も考えずに生活をするだけでは子どもが考えるチャンスは少なくなります。
便利グッズに囲まれて生活すると、子どもの考えるチャンスを奪ってしまうことに
なりかねません。
その最たるものはパソコン・スマホでしょう。
わからないことがある時に、スマホで検索すれば
一瞬で答えがわかってしまいます。
大人にとってはとても便利なものですが、
子どもがわからないことを検索で調べてしまうと
「考える」ことはしなくなります。
子どもにとって「考える」ということは
答えを出すことではありません。
頭を鍛えることなのです!
「考える力」がついた子どもは、
イザ中学受験の時になると<レベル3>の問題を好みます。
わからないことを考えることこそ、楽しいからです。
自分の今まで経験したことのない難問が解けたときの達成感を知っているからです。
そんな子は「勉強=考える」という思考を身に付けます。
そして、「考える力」があり<レベル3>の問題が解けるようになれば
<レベル2>のパターンを覚える必要はなくなります。
パターンを覚えなくてもその程度の問題ならスラスラ解けてしまうからです。
膨大な手間と時間をかける必要もなくなります。
<レベル1>の「暗記」はもちろん必要ですが、
「考える力」があれば、暗記のコツを考えますから
必死で覚える必要もないのです。
★じゃあ、どうすれば我が子に「考える力」をつけてあげられるの?★
そう思うと、我が子には「考える力」を身に付けさせてあげたいと
思えるでしょう。
ただし、いくら「考える力」があっても小学校低学年までは
「勉強が出来る子」には見えないかもしれません。
それは、勉強が出来る子=知識のある子 というイメージがあるからです。
いくら考える力があっても、それが顕著に現れてくるのは
早くても小学校高学年になるころかもしれません。
学校や塾のテストは、知識を問う問題がほとんどですから
早くから記憶をしている子どもの方が圧倒的に有利です。
だから親としていちばん大切なのは、「先を見ること」です。
今現在の我が子と周りの子どもを比べてアセっても「考える力」は
つきません。
そんな時に自分を見失わないためにも大事なことがあります。
「自分がどんな母親になりたいか」
をしっかりと考えることです。
一見、何の関係もなさそうですが、
実はイチバン大切なところです。
自分がどんな母親になりたいかがハッキリすると
子どもにとって大事なことと、たいしたことではないことが
よくわかるようになります。
そうすると、無駄に子どもを怒ったり叱ったりする必要も
なくなるし、自分自身がアセったり、不安になることも
なくなります。
そんな「ブレない母親」になるためのワークシートを
作りました!
ぜひ、チャレンジしてみてください。
わかっているようでわかっていない自分のことを
見つめ直す時間になると思います。
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