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母学アカデミー学長 河村京子が伝授
”成功する子ども”を育てる究極メソッド

母学コラム

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親子でジャニーズにハマった!

 

 

 

小学校6年生の女の子のお母さんのお悩み

 

 

親子でジャニーズにハマっています。

 

娘はファンクラブに入りたいようですが

なかなかのご褒美です。

 

すると娘が

「学校のテストで平均点より15点高かったら」

と言いました。

 

しかし良い点が取れません。

 

「ありのままの娘を肯定すること」と

「〇〇したらご褒美」は相容れないところがあり、

どうするのが良いか悩んでいます。

 

 

 

「勉強する」のはご褒美のため?

 

 

ファンクラブに入るか入らないかと

テストの点数は全く関係ないことです。

 

これをくっつけて考えてしまうと

のちのち大変になります。

 

もしかしたら

テストで良い点数が取れてファンクラブに入ることに

いつかはなるかもしれませんが

 

その時点で勉強に対するやる気は失われていますので

その後ずっと良い点を取れるかというと

それは難しいでしょう。

 

そうなると今度は

「テストの点が悪くなったらファンクラブやめさせるよ」という

ムチを与えないと勉強をしなくなります。

 

ムチは与えれば与えるほど

子どものやる気がなくなっていくものです。

 

つまり

テストで良い点数を取るというところだけに注目し始めると

「勉強する」という大事な部分が

置き去りに必ずなっていくと思います。

 

ですから私は賛成ではありません。

 

 

 

テストの点数で評価しない

 

 

何かのご褒美という形で

「アメ」を与えたり「ムチ」を与えたりするのは

よくないと思います。

 

このお母さまも

「ありのままの娘を肯定すること」と

「〇〇したらご褒美をあげる」は相容れないことだと

ご自分で気がつかれているでしょう。

 

「あなたはそこにいてくれるだけでお母さんはとても幸せなのよ」

と言って子どもを肯定する。

これがもう子どもに対する最上級のご褒美なのです。

 

物ではなく、お母さんの心のご褒美は

いくら与えてもやる気がなくなることはありません。

 

「テストでいい点を取ったあなたが好きなのよ」ではなく

 

「テストの点は良かろうが悪かろうがあなたがそこにいてくれるだけでお母さんは幸せ」

という定義をお母さんが守っていかないと

 

子どもはテストの点数で自分が評価されていると感じるようになります

 

そうすると勉強自体をするとかしないではなくて

テストでいい点数を取るというのが目的になるでしょう。

 

もしテストの点数が下がってしまったら

お子さんの自己肯定感も同じように下がってしまいます。

 

「テストで良い点数が取れない自分はダメな人間だ」と

思ってしまうようになりますので

 

テストの点数でお子さんを評価するのは

止められた方がいいと思います。

 

 

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