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母学アカデミー学長 河村京子が伝授
”成功する子ども”を育てる究極メソッド

母学コラム

母学コラム詳細

躾と小言の違い

 

 

 

小1と年少の男の子のお母さんのお悩み

 

 

危険なこと以外は見守って

子育てをしたいと思っています。

 

ただ、

「知らないことは教えてあげないとこの子たちが困る」

という私自身の躾の気持ちから、

日々口うるさく言っている自分に気がつき、

 

「これは躾というより単なる小言なのでは?」

と思うようになりました。

 

河村先生は、躾と小言の違いはなんだと思いますか?

 

 

 

のびのび育てることと躾とのバランス

 

 

親であれば子どもをのびのびと育てたいと思います。

のびのび育てると子どもの自己肯定感は上がります。

 

でも

躾はしなければいけないということで

子どもに「それをしちゃダメ」「こうしなさい」と言ってしまいます。

 

そうすると子どもは

きちんとした子にはなるかもしれないですが

のびのびとは育ちにくくなります。

 

ですが

しつけの面から言うと

マナーがなっていないと見られるかもしれません。

 

逆に

「ああしなさい」「こうしなさい」というマナーを厳しく育てると

マナーはできている。

 

つまりマナーができている、できていない。

のびのびと育つ、育たない。

これは相反するものだと思うのです。

 

両極端はあんまり良くないと思います。

子どもをのびのび育てるあまり、

何も躾をしない、小言を言わないと

躾のなっていない子どもになってしまいます。

 

だからといってあまりにも厳しく言いすぎると

子どもはのびのびと育てなくなってしまう。

 

両極端はあんまり良くないので

その間で自分が落とし所というか

のびのび育てることと躾と小言のバランスだと思うのです。

 

子どもに躾をしなくていいなんてことはないと私は思うので

ある程度はしなくてはいけません。

 

ただあまりにも過度にやりすぎると

子どもはのびのび育たないということになります。

 

 

 

大きくなってからでも大丈夫な躾もある

 

 

私にとって

子どもをのびのびと育てるというのはすごく大事だったので

しつけに関しては厳しくは言いませんでした。

 

ですから

マナーという点ではあまりできてない部分もあると思います。

 

ただ、それは私の想定内。

仕方がないことと思っていましたし、

大きくなってからでもかなり治る躾というのもあるわけです。

 

例えば箸の持ち方。

わが子たちは幼い頃、うまく持つことができませんでした。

 

幼稚園、小学校低学年の時に

「箸をちゃんと持ちなさい」と食事のたびに言っていたら

やっぱり食事が楽しくなくなります。

 

子どもが劣等感を持ってしまうと思ったので

低学年の時にはうるさく言いませんでした。

 

だけども高学年になったぐらいで

理解力もできてきて

そして周りの目も少し気になるようになってきて

「お箸はこういうふうに持った方が美しいのよ」

「だから治そうね」ということで高学年から直しました。

 

今はもう普通に美しく持つことができるようになっています。

後になっても治ることであれば後回しにしていいと思うのです。

 

反対に

小さい時に躾をしないと身につかないことがあります。

 

例えば

食事の時に口を開けてクチャクチャ食べる。

これに関してはやっぱり小さいときにしつけておかないと

大きくなっても習慣になってしまいます。

 

ですから小さい時から

「お口は閉じて食べましょう」と食事の時には言っていました。

 

このようにお母さんが後からでも躾が大丈夫なことと

小さいうちにつけて躾をしておかなければいけないこと

 

このあたりはお母さんが判断して選ばれたらいいのではないかなと思います。

 

 

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