【コロナ第2波に備える子育て。アフターコロナ、ウィズコロナの時代をどう生きるか?】
緊急事態宣言が解除されて1ヶ月がたちました。
学校や園が少しずつ再開され、ホッと胸をなでおろしている方も多いことでしょう。
ただ、“再開された”と言っても、コロナ前と同じ状況に戻ったわけではありません。
マスクの着用が義務付けられ、消毒や手洗い、ソーシャルディスタンスが徹底されていることでしょう。
・体育は接触をなくす活動
・音楽は歌を歌わずリズムをとる等
・給食は前を向いて食べる
・校庭での遊具やボールの使用は禁止(散歩と縄跳びはOK)
など、コロナ前とは一変しているようです。
さらに、そんな生活が当分の間は続いていくことが予想されます。
コロナと共存しながら生活を立て直していくためには、どのようなことに気をつけたらいいのでしょうか?
今回は、【コロナ第2波に備える子育て】というテーマでお話します。
●コロナ後、大きく変わった世界で生き残るためには?●
緊急事態宣言や自粛が解除され、感染者数が減ってくると、一見コロナも終息したかのように見えます。
「このままコロナが落ち着いたら、元の生活が戻ってくる」と信じたいところですが、果たしてそうでしょうか?
答えはNOです。
コロナ前とコロナ後では、まるで戦争前と戦後のように、世界が大きく変わることでしょう。
古い時代にしがみついていたら、20世紀初頭のイギリス貴族のように没落します。
自動車が発明されても、「鉄の塊が動くなんて怖い」と馬車にしがみついていたら、時代に乗り遅れます。
わざわざ楽団を家に呼んで演奏してもらうのでは、1年に何回かしか音楽を楽しめませんが、蓄音機があれば、毎日でも音楽を楽しむことができるのです。
今まさに、そのくらいのレベル感で古い時代から新しい時代への変化が起こっています。
コロナ後、大きく変わった世界で生き残れるかどうかは、“変化を受け入れられるかどうか”がキーワードになります。
例えば、私の娘はイギリスに留学していますが、コロナの影響で3月に一時帰国しました。
学校の授業や試験はオンラインで受講していますが、ロンドン大学では、2020年9月~2021年9月までは、リアルでもオンラインでもどちらでも可能となったそうです。(2020年6月現在。今後、変更の可能性もあります。)
今から1年半、日本で学ぶ?
果たしてそれは、留学と言えるのか!?
なんて思いますが(笑)
これからの時代の“留学”は、“自国に居ながらにしてオンラインで”と変わっていくかもしれません。
・「それって留学じゃない!」と怒る
・「日本に居ながらにして海外の授業を受けられるなんてラッキー!」と喜ぶ
捉え方は人それぞれです。
新しい時代に順応できるマインドが身についていれば、これから先、どんなことがあってもやっていけるのだと私は信じています。
●楽しみにしていた行事やイベントがなくなって寂しい気持ちの納め方●
学校行事や地域などでのイベントにも大きな変化がありました。
東京オリンピックの延期はその最たるものでしたが、予定していたイベントや行事が相次いで延期や中止になったことと思います。
小学校でも社会科見学や宿泊学習などを予定していたでしょうし、幼稚園は小学校より行事が多いでしょうから、軒並み中止になってしまうと本当に残念な気持ちになるでしょう。
「成長を感じられるお誕生日会や遠足を親子で楽しみたかった」
「お泊まり会やキャンプなどを体験させてあげたかった」
など、思い入れが強いほど、残念な気持ちも大きくなるかもしれません。
でも意外と、残念がっているのは子どもより大人の方だったりします(笑)
将来、幼稚園の頃の記憶はそれほど残っていないでしょうし、小学生は「学校が休みになってラッキー!」くらいにしか思っていないかもしれません(笑)
今年の夏はプール活動もないでしょうし、もし秋冬にコロナ第2波がきたら、運動会や秋祭りなどのイベントも相次いで中止になる可能性があります。
そんなとき、お子さんにはどんなふうに捉えて欲しいでしょうか?
「残念すぎて、なかなか立ち直れない」
「仕方ないさ!今できることを楽しもう!」
お子さんがどんなふうに捉えるかは、親の考え方次第なのです。
残念がる親の気持ちは、たとえ言葉にしなくても子どもに伝わっています。
このコロナ環境下は、戦時中そして戦後の焼け野原と同じくらいの状況といえます。
今ある環境の中で、置かれた状況の中で、いかにパフォーマンスをあげて日々を過ごせるか。
「子どもがなって欲しい姿に、まず親がなる」
ぜひ意識してみてください。
●コロナ第2波に備えて、子育てを学びましょう!●
コロナ前の子どもたちは、
平日:学校や幼稚園や保育園
休日:家族で過ごす
こんな当たり前の毎日が、コロナによって一変しました。
平日:家族で過ごす
休日:家族で過ごす
ずっと家族で過ごす。
そして外出もままならない。
こんな状況を無条件に喜んでいるご家族は稀で、多くのご家庭では 「ストレス」溜まりまくりでした。
「コロナ離婚」「コロナ虐待」という言葉ができるほど、多くの家庭がストレスを抱えていました。
母学アカデミーに寄せられる相談やお問い合わせは、コロナ自粛に入って大幅に増えました。
「子どもが宿題をしない」
「在宅勤務なのに子どもが邪魔する」
「3食作るのに疲れた」
などなど、お母さんのストレスも限界に近い感じがしました。
そんな中、ご自分の子育てを見直すお母さんも確実に増えています。
「子どもが宿題をしない」
こんな時、子どもにどう言えばいいのか?
「いつ宿題しようか?」
「お母さんと一緒にやろう!」
「宿題が終わったら、おやつを食べよう」
こんな風に言いたいと頭ではわかっていても、実際に口から出る言葉は、
「何でやらないの!」
「早くしなさい!」
「いい加減やりなさい!」
こんな風に言うと子どもは 、
・逆ギレする
・殻に籠もる
・ウソをつく
など反抗し、「素直に宿題を始める」ことはまずありません。
つまり、逆効果。
それもわかってる。
わかってるけど、ついつい逆効果な言葉を言ってしまう・・・
そして凹む・・・
こんなお母さんから本当にたくさんの悲鳴が聞こえてきました。
私からの答えはひとつでした。
「今は、非常事態です。 まずは、生き延びる、やり過ごすことでなんとか過ごしてください。 そして、自分が“どんな子育てをしたいか”を考えてください」
こうお伝えしてきました。
そして今、非常事態は(完全ではないですが) 脱しました。
学校や幼稚園や保育園も(完全ではないですが) 再開しました。
何とかやり過ごすことが出来ました!
まずは自分に拍手をして、危機を乗り切った自分を褒めましょう。
・・・そして、それで終わってはいけません。
自分が“どんな子育てをしたいか”がはっきりしたわけですから、 自分の理想の“こんな子育て”を今こそ実現しましょう!
母学アカデミーでは、
・母学通信コース(3種類あります)
・母学特別コース
など、複数のコースをご用意していますが、どれも目的は同じです。
それは、「子育ての軸」を作ること。
「自分にとっての子育ての軸」ができれば、「ブレない子育て」ができるようになります。
そうすれば、(こないことを祈ってはいますが)コロナ第2波が来て、再び休校になったとしても、今回ほどはイライラせず
過ごせるでしょう。
「怒らなくなる」わけではないかもしれません。
でも、「怒って」も自分が凹まなければ、悩むことにはなりません。
子どもを怒ってしまったあと、
「また怒ってしまった(凹)私はダメな母だ」
と落ち込んでしまうと「子育ての軸」は
ブレます。
「また怒っちゃった。でもウチの子なら大丈夫。 後で「ゴメン」って謝っておこう」
「子育ての軸」がしっかりしていたら、こんな風にケロリとしていられるのです。
平和な時には目立たないことも、危機になると表面に出てきます。
これからの時代は、また新たなウイルスが流行るかもしれないし、その他の危機がくるかもしれません。
どんな時代になっても生き延びられる人間に育てるためにも、お母さんの「子育ての軸」は大切です。
コロナ第2波が来る前に(来ないことを祈りますが) しっかりとした「子育ての軸」を作る学びを始めましょう。
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