【コロナ休校に比べたら楽勝!?夏休みの過ごし方】
コロナ休校の影響により、今年の夏休みは大幅に短縮されています。
地域により2週間程度、中には10日間だけ!という学校もあるようです。
毎年、夏休みはあっという間に過ぎてしまうと思いますが、今年は特に、年末年始やGWと変わらない感覚かもしれません。
子どもたちにとっては短すぎて残念でしょうけれど、仕方がないですね。
今回は、夏休みの過ごし方についてお話します。
●生活リズムをなるべく一定に保ちましょう●
今年はコロナの影響で、旅行や帰省はしないご家庭が多いかもしれません。
それでも、小学校や幼稚園がないと、朝決まった時間に起きる必要がないので、つい夜更かしをしてしまったり、大人の都合に合わせてしまったりすることがあると思います。
でも、小さな子どもは特に、生活リズムを大きく崩さないことが大事!
小さければ小さいほど、その影響は大きいのです。
というのも、小さいときからの生活習慣は脳と体が覚えてしまいます。
夜更かしの習慣も然りですが、早寝早起きの習慣が身につけば、一生ものの財産になります。
わが子たちは既に社会人・大学生になっていますが、赤ちゃんの時から早寝早起きの習慣が身に付いています。
「早く起きなさい!」という怒鳴り声は必要ありませんでしたし、「やらなくてはならないことを守る」ことが習慣化するという嬉しいご褒美もありました。
私自身は低血圧で、いまだに早起きは苦手ですが(笑)
子育て中の20年間は、体に鞭打って早起きを続けていました。
本当に辛かったのですが、子どもたちに「一生の宝習慣」を身につけさせてあげられたことに満足しています。
●宿題は計画性を身につけるためのツール●
子どもには時間の感覚があまりありません。
“今”しか見えていないので、夏休みが永遠に続くような気がしてしまうのです。
かくいう私がそうでした(笑)
小学校時代は、毎年のように8月31日の夜まで泣きながら宿題をしていたことを覚えています・・・
でも、だからといって、夏休みの宿題をまとめてやったことで、人生で不利益を被ったことはありません。
(それよりも母親に怒られたことの方が記憶に残っています)
宿題自体は人生の中で重要なことではないと思っていましたが、“計画的にすること”は、今後の人生にも役立つと思ったので、わが子たちへは“計画的にすること”を教えました。
夏休みの宿題は、“計画をたてて均等に毎日学ぶ” のが良いのです。
1日1ページの夏休み帳なら真剣に取り組めますが、1日10ページやろうとしたらやっつけ仕事になってしまいます。
だから1日に1ページ。
わからないところにはじっくり取り組む。
それができるのも1日1ページだからです。
私はそう思って、わが子たちには小学校の夏休みが始まってからずっと“均等に勉強する”ことを教えてきました。
そんな夏休みの宿題のやり方は、中学生以降の勉強にとても役立ったようです。
中学生になると中間テストや期末テストが ありますが、わが子たちは1週間前のテスト週間で慌てたことはないそうです!
それはテスト1ヵ月前から日割で勉強していたから。
テスト前1週間は最終チェックだけだったそうです。
大学受験も同じように、計画を立てて余裕でこなしたそうです。
けれど実は、長男と娘は計画的にすることをすぐ覚えましたが、次男はなかなかできませんでした(笑)
8月31日の夕方になって、
「あ、計算ドリルやってなかった」
「あ、コンクール出品作品をやってなかった」
「あ、はみがきカードの色塗りやってなかった」
と出てくる出てくる!
結局、コンクール出品作品はイチバン簡単そうな標語を選び、兄が考える。
はみがきカードは妹が色塗りする。
「あなたは計算ドリルだけがんばってやりなさい」
と言いながら、一致団結して終わらせました!
(これは想像ですが)きっと次男の思い出の中では、夏休みの宿題は
「家族で団結して危機を乗り越えた」
というものになっているのではと思います。
でもそれで、次男の人生に夏休みの宿題は影響を与えているか?というと、
断言はできませんが、
「何とかなる」
という感覚を身につけることができたかもしれません(笑)
そんな次男も、中学3年生から大学受験の勉強を均等割で始め、京都大学に現役合格しました。
ですので、あなたのお子さんが小学生のとき計画的にできなくても、
「今年はたまたまできなかったのね」と声をかけ、「いつかはきちんと計画をたてられるようになる」と、わが子を信じてあげてください。
そんな親の信頼が、子どもへのイメージとなり現実化していきます。
●「曜日によってメニューを決める」「包丁を持つのは3日に1度」など家事はルーチン化してしまう●
夏休みなどの長期休暇となれば、給食がないので3度の食事作りを負担に感じるご家庭も多いことでしょう。
私自身、料理が苦手なので、毎日の食事作りは苦痛でしかありませんでした。
そこで、“料理はルーチン化する”ことを決めてしまったのです!
具体的には次の2つ。
①曜日によってメニューを決める
②包丁を持つのは3日に1度
①曜日によってメニューを決める
「毎日違うものを作る」ということにストレスを感じていたので、あれこれ考えなくてもいいように、曜日によってメニューを決めていました。
・土曜日はお好み焼き
・日曜日は鍋物
というように。
毎日目新しい料理を作るのが一番いいのでしょうが、それではストレスになって続かないのが目に見えていましたから、負担のない方法を考えたのです。
②包丁を持つのは3日に1度
子育てで1番忙しかった頃(息子たちは幼稚園児、娘が生まれたばかりの頃)は、毎日包丁を持つことさえストレスだったので、「包丁を持つのは3日に1度」と決めてしまいました。
つまり、野菜を買ってきたら、全てその日に切ってしまいます。
キャベツ→色紙切り
にんじん→短冊切り
玉ねぎ→くし形切り
というように。
あらかじめ切って、ビニール袋に入れて冷蔵庫で保管。
その日からの3日間は、冷蔵庫に切ってある野菜を炒めたり煮たりしておかずを作る、というルールにし、ルーチン化してしまいました。
3日目にはキャベツだけの野菜炒めになったりもしましたが(笑)、そのうち効率やバランスを考えるようになりました。
「前回はキャベツとニンジンとピーマンだったから、今回は白菜と玉ねぎともやしにしよう」
「今回はほうれん草とアスパラをまとめて茹でてしまおう」
など、段取りや計画性をもって食事作りをするようになったのです。
そんな母親の工夫は、子どもたちの記憶には残らなくとも、何かしらの良い影響があったと勝手に思っています(笑)
あなたも是非、“オリジナルのマイルール”を作ってみてください。
長期間に及んだコロナ休校を思えば、外出制限も緩和されていますし、きっと何とかなります!
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