子どもは褒めるとつけ上がる?褒めるべきか厳しくするべきか★
「子どもは褒めて育てましょう」とはよく言われることです。
お母さんはわかってはいても、
★なんだか不安がある。
★ホントに大丈夫?
★子どもは厳しくしつけるべきでは?
こんな考えが浮かんできて、思いっきり褒めることが
できないのでは?
★褒めすぎると子どもが調子にのってしまうのでは?
★自分が天才と思い込むと挫折した時に立ち直れないのでは?
という疑問も浮かんできますね。
では、子どもを褒めすぎると何か弊害があるのでしょうか?
今日は「なぜ子どもを褒めた方がいいのか」について考えてみましょう。
★★子どもを褒める2つの理由★★
子供をほめた方がよいと言いますが、
その本当の理由は何でしょうか。
これは、大きく分けて2つあります。
理由1:「子供の自信を培える」
子供は親にほめられると、
「自分はこれでよかったんだ」
「自分はできる子なんだ」
という自信を持つことができます。
逆に必要以上に叱られると、
「自分はダメな子なんだ」
と、自分を責めてしまいます。
その結果、自信を失います。
子供の自信を培うことができれば、
困難なことも成し遂げられます。
難しいことにチャレンジしていく、
エネルギー源になるのです。
理由2:「やる気が出る」
人間の脳は、快感を得られた行動を続けようとします。
逆に嫌な気持ちになった行動はやめてしまいます。
たとえば勉強をしたときに親に思いっきりほめられると、
勉強に対してやる気を出し、
どんどん積極的になっていきます。
がんばったことをほめられると、
「がんばることは快感」と思い、
必死にがんばる子に育ちます。
だから、子供をほめることで、
やる気を出すことができるのです。
1.子供の自信を培える
2.子供のやる気を出すことができる
この2つの理由があるので子供をほめることは大変効果的なのです。
まずはお母さんが、ほめることは良いことだと、
しっかりと認識することが大切です。
それを踏まえたうえで、次のことを考えてみてください。
実は、ほめるということに関して、ちょっとした弊害が噂されています。
そんな噂を聞いた人は、
「子供をほめ過ぎるのは怖い」
と不安になってしまうのです。
一体どんな噂なのでしょうか?
★★子供をほめる弊害について★★
子供をほめることに関して、こんな不安をお持ちの方が多いです。
■ 完璧主義になり、失敗を恐れる
子供に対して「あなたは天才!」と言っていると、
完璧主義になってしまい
失敗を恐れるようになってしまう…
そう思っていませんか?
実際のところは、
・子供が自分は天才と思い込むこと
・失敗を恐れること
この2つは関係ありません。
逆に天才と思っているのなら、失敗を恐れずに挑戦するでしょう。
この気持ちの根本は、
「失敗したときに、親が失望する」
ことなのです。
つまりわが子に対して天才と言いながら、その言葉の裏側には、
「天才のわが子以外は受け入れない」
という気持ちがあるということです。
口では「お前は天才」と言いながら、
失敗をしたらそんな子供を、
叱ったり、拒絶してしまったり…
こんな状況を経験すると子供は失敗が怖くなるのです。
ですから、褒めたことではなく、
子供を受け入れなかったということが
その原因となっているのです。
■ 子供が図に乗ってしまう
ほめ過ぎると図に乗ってしまい、
努力をしなくなってしまうのでは…
こう考えてしまう方もあるでしょう。
たしかにそんなに努力をしなくても、
親が褒めてくれたのなら、
子供が図に乗ってしまうと思います。
こういう風に思ってしまう根本は、
・子供を甘やかすこと
・子供を積極的にほめること
の2つを混同しているということなのです。
子供を甘やかすというのは、
「叱るべきときに、叱らない」
ということを意味しています。
たとえば、子供の成績がよくても、
実際に怠けているのであれば、
きちんと叱る必要があります。
このあたりの線引きができていると、
子供が図に乗ることは防げます。
■ 周囲を馬鹿にしてしまう
自分は天才だと思い込んでしまうと、
周囲を馬鹿にしてしまうのでは…
こんな心配をしてしまうお母さんもいらっしゃるでしょう。
実は周囲を馬鹿にする子は、
自分を天才と思っているからではないです。
本当の理由は、反対に心の奥底で自信がないからなのです。
周囲を馬鹿にすることで、
自分の存在価値を認めたいのです。
だから、親が子供の存在を認め、
自信を身につけることができれば、
周囲を馬鹿にすることは決してありません。
本当に一流だと言われる方々はとても謙虚で人を馬鹿にしたりは
しません。それは子どもにも言えることなのです。
これらの弊害は、子供をほめることが
直接の原因ではありません。
・親が子供を受け入れてあげない
・子供を甘やかしてしまっている
これらが、元凶となっています。
実際、お母さんの心にこんな気持ちがあると、
子供を褒めたとしても、
健全な心は培うことができません。
もしあなたが
「何か弊害が起こることが不安で、 子供をほめることができない」
こんな不安をお持ちなら、まずはその不安を捨ててください。
子供を認めて褒めてあげることで、子どもはどんどん伸びていきます!
今日から「子どもを認めて褒める」ことを意識して
子育てをしてみてください。
きっと生き生きとした我が子を見ることができるでしょう(^_-)-☆
「考える子ども」から「考える大人」になるための
日々の応援です。
「教えず怒らず脳力伸ばせば、子どもがなりたい自分になる」
東大・京大合格だって、数学オリンピックだって、学生起業家だって。
2000冊の育児書にも書いていない
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