負けず嫌いなわが子どうする?
6歳の女の子のママからのご質問
6歳の娘は、
「負けるのがイヤ」「叱られるのがイヤ」という傾向が前からあり、
じゃんけんすらしたがらないため、
今後、学校での生活に支障が出ないか心配です。
小学校では、競争する場面や評価される機会が多くなると思うので、
少しずつ受け入れられるようになるために、
どんな声かけをしたらよいでしょうか?
9歳を超えると変わります
「じゃんけんもしない」「ゲームにも参加しない」という
その表現の方法は、
9歳を超えた頃、小学校3~4年生になると大きく変わります。
今は自分の快・不快だけで行動しているわけですが、
「じゃんけんに負けるのがイヤだけど、そのあとの鬼ごっこが楽しい」と
大人と同じような論理的な考え方に9歳を超えると変わってきます。
また
「ここで自分がじゃんけんに参加しなかったら、
周りのみんながイヤな思いをする」といった、
周りへの配慮も9歳ではできるようになります。
「負けず嫌い」は「向上心がある」
「氷山の一角」理論で見てあげてほしいのです。
水面上に見えるのは
「負けず嫌いでじゃんけんに参加しない」という部分で、
そこだけ見ると困った子のように見えます。
ただ水面下を見ますと、
「負けるのがイヤだ」というのは「向上心がある」というわけで、
自分がいつも出来ている人間でありたい「プライドの高さ」を
持ち合わせていると私は思います。
ここの部分をしっかり見て、今を認めてあげてほしいのです。
今、水面上にある「負けず嫌い」の表現の仕方は、
9歳を超えると、
自分で学んで、自分の中で整理がつくにようになりますから、
きっと上手になっていきます。