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母学アカデミー学長 河村京子が伝授
”成功する子ども”を育てる究極メソッド

母学コラム

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兄弟ケンカ、ホトホト困った

 

 

 

小学校6年生と4年生の男の子のお母さんからのご質問

 

 

兄弟げんかで困っています。

 

6の兄は

言葉で説明すること、感情コントロールが苦手です。

 

お友だちにはしませんが、

親がいないところで

弟に暴力を振るってしまうようです。

 

何か手立てはないものでしょうか。

 

 

 

お母さんの愛情を独り占めしたい

 

 

基本的に兄弟ゲンカの原因は

「お母さんの愛情の取り合い」です。

 

子どもは

お母さんの愛情が全部欲しいと思うのですが

お母さんは一人しかいません。

 

子どもが二人いると

お母さんの愛情は半分ずつになってしまいます。

 

ですから

お母さんの愛情を奪い合うという形で

兄弟でケンカが起こるのだと思います。

 

兄弟ケンカのほとんどは

見守っていればいいでしょう

 

ですが

今回のご相談では

親のいないところで

兄が弟に暴力を振るうということですので

 

お母さんの愛情の奪い合いとは

また別の何かがあると感じました。

 

それは

お母さんの愛情が欲しいというのを超えて

弟が憎いと思うようになったのかもしれません。

 

ですからお母さんは

お兄ちゃんの寂しい気持ちを埋めてあげることに

集中してあげてほしいのです。

 

具体的に言いますと、

ケンカが起こったときではなく平和なときに

お兄ちゃんに

「目をかけてあげる」

「声をかけてあげる」

「愛情をかけてあげる」

「スキンシップしてあげる」

 

もっと言えば

弟がいないとき、

お兄ちゃんと二人きりのときに

特に愛情をかけてあげるということが大事です。

 

 

 

心の財布に愛情をいっぱい入れましょう

 

 

人間は心の中に財布を持っています。

その財布にはお金ではなくて愛情が必要です。

愛情でいっぱいになっていると余裕ができます。

 

やっぱり普通のお財布もそうですよね。

お金にちょっと余裕があると心に余裕ができるように

その心の財布に愛情がいっぱい入っていると余裕が出ますから

そうすると自然に

弟をいじめることはきっとなくなると思います。

 

お母さんから見れば

弟がいじめられているので

「弟がかわいそう」と思いがちです。

 

ですが

弟は弟で少し置いておいて

「お兄ちゃんにかける愛情を増やしてあげる」

そこを意識してほしいなと思います。

 

「お兄ちゃん、やめなさい」と引き離すではなくて

ケンカが多いなと思ったら

「心の財布の愛情が減っている」ことに注目して

お兄ちゃんを満たしてあげましょう。

 

 

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