子どもが素直に言うことを聞いたり、反省したりする言葉「アイメッセージ」★
母学アカデミー学長の河村京子です。
2000冊の子育て本にも書いてない「母学」を学んで子育ての花を咲かせましょう！
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
子育てをしていると、子どもに
「早くしなさい！」
「ちゃんとしなさい！」
「○○しなさい！」
とどうしても命令文で話すことが多くなります。
または
「あなたはどうして～～～なの？」
と、「あなたは」を主語にして話すことが多いと思います。
実は子どもはいつもこういった「命令文」「あなたは～」を聞かされていると
「自分にとってはいい話ではない」ということを学びます。
そうすると、お母さんが「あなたは～」と言い始めた途端に
耳を閉じてしまいます。
つまり、話を聴いていないということです。
子どもが自分の話を聴いていないと思うとお母さんはちゃんと聞かせようとして
ますます声を荒げることになります。
そうすると、子どもはますます萎縮してお母さんの声を聴かなくなってしまうのです！
（聞いているフリはしますが）
それでは、どうすればいいのでしょうか？
「アイメッセージ」です。
ここで言う「アイ」は「愛」ではありません。
「私は」という意味の英語の「I]です。
例えば、子どもがぐずぐずしてなかなか着替えない時。
「お母さんは、○○ちゃんが早く着替えると嬉しいな(^○^)」
と言ってあげてください。
きっと子どもは嬉しくなって、張り切って着替えるでしょう。
お子さんがイタズラで壁に落書きをしてしまった時、
「壁がこんなになっちゃって、お母さん悲しい(-_-;)」
と悲しい顔をしてみてください。
きっと子どもは反省するでしょう。
「アイメッセージ」を使うと、聞く方は自分の事ではないということが
分かるので、素直に話を聞くことができます。
そして、大好きなお母さんが喜んでくれたらますます張り切ってしまうし、
大好きなお母さんが悲しんだら、心から反省するのです。
（ま、反省は長くは続かないですが(笑)）
ぜひ、使ってみてくださいね。
数年前の出来事です。アイメッセージを使った会話の実際にあった我が家の体験です。
私の実家で総勢15人が集まって、賑やかに食事会をしました。
弟家族が人数分のケーキを買ってきてくれましたので、食後にみんなでいただきました。
私が紅茶とコーヒーを用意しながら、近くにいた次男（当時中学3年）に
「ねぇ、奥の冷蔵庫からケーキを出してきてくれるとお母さん嬉しいな。」とケーキを持ってきてくれるようお願いしました。
すぐに駆け出す次男（当たり前ですよね、大好きなケーキですもの）大きな2箱のケーキを持ってきてくれた次男に
「ありがとうね、お母さんすっごい助かったから嬉しいよ」とお礼を言いました。
一部始終を見ていた私の弟（もちろん、もうオジサンですよ、2児の父）は唖然＼(◎o◎)／！
「いっつもそんな会話をしちょるん？（山口弁）」
最初、何のことだかわかりませんでした。
何かヘンなこと言ったかな？言葉を間違えたかな？と考えてもわかりません。
よくよく聞いてみたら、「お母さん、嬉しい(^○^)」を連発したことが不思議だったそう。。。。。
「ケーキを持ってきて！」
「ありがとう♫」
でもいいわけです。
私は子育てで「I （アイ）メッセージ」を使ってきました（今もですが）。
「私は（お母さんは）～」と自分の気持ちを伝えることで、
子供に私の気持ちをわかってもらうという言い方です。
基本、子どもはお母さんが大好きですから、
「お母さんは嬉しい(^○^)」と聞けば、子供も嬉しいし、
「お母さんは悲しい(-_-;)」と聞けば、
「ボク（ワタシ）のしたことでお母さんを悲しませてしまった。」と反省します。
他のご家庭がどういう会話をしていらっしゃるのかわかりませんが、
身近な私の弟がこれだけ驚いたということは、
「アイメッセージ」は一般的ではないということですね。
「アイメッセージ」が各家庭で普通のことになるようになったらいいなぁと夢見ています♪
まずはお母さんが自分の「子育ての軸」をしっかり持つこと。
その上で「子育てのアレコレ」を学ぶことで、子育てはスムーズになります。
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