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母学アカデミー学長 河村京子が伝授
”成功する子ども”を育てる究極メソッド

母学コラム

母学コラム詳細

自分から手をあげない娘

 

 

 

小学校1年生の女の子のお母さんのお悩み

 

 

フランスで子育てをしています。

 

学校の先生から

「勉強はよくできるのに自分から手を挙げないのがとても残念です」

と言われています。

正直どうすれば良いのか分かりません。

 

これまでも励ましてみたり

家で予行練習をしたりしてみたのですが

結局、

一日一度も手を挙げず帰ってくることがほとんどです。

 

発言しない理由を娘に聞くと

みんなの前だと恥ずかしいからと言いますが、

 

おしゃべり好きなフランス人の子どもたちの中で

「自分が発言しなくても誰かが発言するからいいや」

と思っており、

発言しようとさえしていない気がします。

 

フランスでは授業中に発言しないと

「参加していない」「協力的ではない」と

見なされる傾向がありますし、

 

これからの時代、

自分の考えを表現することがますます大切になってくる中で

人前で自分の意見を言える人になって欲しいと思っています。

 

 

 

子どもの発言を奪っていませんか?

 

 

授業中に発言することが

「恥ずかしい」

「間違ってはいけない」

「正しいことを言わなきゃいけない」と

お子さんが思っていると

なかなか手が上げられないでしょう。

 

一つ考えていただきたいのは、

「家庭でお母さんが先回りをしていないかどうか」

ということです。

 

例えば

子どもが「お茶」と言った時に

「はい、お茶ね」と

お母さんが冷蔵庫からお茶を出してコップに入れて

「どうぞ」と渡していませんか?

 

それどころか

学校から帰ってきたら

「のど乾いてない?」

「お茶をどう?」と

お母さんが先回りをして言っていませんか?

 

こうなると

子どもは発言する必要がなくなります。

 

ですから

私はわが子が「お茶」と言ったら

「お茶がどうしたの?」と聞いていました。

「喉が渇いたからお茶が飲みたい」と

子どもが言うのを待っていました。

 

これって実はすごく難しいのです。

ですが

先回りせずに、あえて見守る。

 

家庭でも子どもが発言できるように

気をつけていただきたいと思います。

 

 

 

お子さんにプレゼンしてもらいましょう

 

 

それから

プレゼン力をつけることを意識してみましょう

 

人の前で

「自分の意見を発表する」

「人に伝える」ということは

家庭でも練習することができます。

 

例えば

「来週の日曜日に〇〇に行きたい」と

子どもが言ったときに、

 

「いいよ」

「いや、行かないよ」と

親がジャッジするのではなく、

 

「どうして行きたいの?」

「どういうルートで行く?」

「どれくらいお金がかかるかしら?」

と質問することで、

子どもにプレゼンをする機会を与えましょう。

 

その際に

「親が何も言わないで見守る」

ということを徹底してください。

 

家庭でのプレゼンは

お子さんの自信につながり、

「間違ってはいけない」

という恐怖心を乗り越えるキッカケになると思います。

 

 

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