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母学アカデミー学長 河村京子が伝授
”成功する子ども”を育てる究極メソッド

母学コラム

母学コラム詳細

子どものイヤイヤに イライラせずに 付き合う方法

「魔の2歳児」とよく言います。

 

子どもは2歳ぐらいになった頃から

「あれもイヤ」「これもイヤ」と

主張するようになるからです。

 

たとえば

「ご飯食べようね」と言っても

「イヤ」と言う。

 

「じゃあ食べないの?」と聞くと

「イヤ」と言う。

 

「一体どうしたらいいの?」と

お母さんは困ってしまうと思います。

 

この「イヤイヤ」にどうやって付き合うか?

ポイントは2つあります。

 

ポイント①イヤイヤはマイナスの行動ではない

 

子どもはまだ生まれてから

数年しか経っていませんから

語彙が少ないのです。

 

感情表現も上手にできることができません。

 

ですから

自分の「イヤ」とかいう気持ちを

泣いたり、怒ったりして表現します。

 

反対に、大人は

もう何十年も生きていますので

いろんな経験をしています。

 

そして、たくさん語彙も持っています。

 

自分の感情をコントロールする方法も学んでいます。

 

普通の大人は人前で泣いたり怒ったりすることは

そんなにないと思うのです。

 

ですから、人前で泣いたり怒ったりするのは

よっぽど辛いとき、悲しいときに限られるわけです。

 

そういう風に

お母さんが思っていれば

 

子どもが泣いたときにも

「こんなに泣いているのだから、よっぽど悲しいのだろう」

 

すごく怒っている時に

「こんなに怒っているのは、ものすごく腹が立っているのだろう」

 

このように思うことができます。

子どものイヤイヤに余裕をもって接することが

できるようになるでしょう。

 

それから、子どもが怒ったり泣いたりするときは

当然、興奮しています。

 

人間ってやっぱり相手が興奮すると

こちらも興奮してくるのです。

興奮すると、だんだん早口になります。

 

そして、声が高く大きくなります。

 

お母さんの声が高く、大きくなると

子どもも余計に興奮しますから

余計に泣きわめきます。

 

そうすると、お母さんのボルテージが上がって

「いい加減にしなさい」と

最終的に爆発してしまうわけです。

 

ですから、子どもが「イヤ」と言って

泣いたり怒ったりし始めたら

あえて声を小さく低く、ゆっくり話します。

 

例えば、子どもが

「ごはん食べたくない」と言った時には

 

「そう」「食べたくないのね」と

あえてゆっくり言ってみます。

 

さらに、子どもが言った言葉をそのまま繰り返すと

割と疲れずに言えます。

 

ポイント②のれんに腕押し

 

実は、私が子育てをする時、

そして、子どもが泣いたり怒ったりした時に

いつも心で思っていたことなのです。

 

のれんというのは風が吹いてきた時に

風に刃向かったり、押し返したりしません。

 

風が吹いたら、左右にフワリフワリと

風を逃します。

 

そのように、

自分が「のれん」になったつもりでいると良いでしょう。

 

子どもが「イヤ」と泣いたり怒ったりしたときに

「いい加減にしなさい」と押し返すのではなく、

 

「フワリと逃す」というイメージを持つといいでしょう。

 

「イヤ」と言われても、お母さんが余裕を持って

ニコっとしていれば、子どもも少し落ち着くかなと思います。

 

ただ、これは自分の心に余裕があるときだけ。

 

お母さんだって、イライラして

子どものイヤイヤにちゃんと付き合えないときもあると思います。

 

こんな時には子どもから離れてください。

 

例えば、トイレに入るとか

キッチンでお料理を始めるとか。

 

少し子どもから距離を置くだけで

気持ちは落ち着くでしょう。

 

子どもも、一人になることで

クールダウンできます。

 

「お母さんはあっちでご飯を作っているから、落ち着いたら来てね」と

声をかけて離れることがポイントです。

 

そうは言っても、魔の2歳児。

イヤなものはイヤだし、

泣いたり怒ったりはすると思います。

 

でも、それが一生続くわけではないので

なんとか乗り越えてほしいなと思います。

 

 

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