「ごめんなさい」が言えるようになるための3ステップ
お友達とケンカをして叩いてしまった…
お約束が守れなかった…
そういった時に
「ごめんなさい」と自分から言うのは
子どもにとっては
すごくハードルが高いこと。
でも、
これは大人でもそうだと思うのです。
例えば、夫婦ケンカをしたとき
あなたは謝りますか?
なかなか素直に「ごめんなさい」と
言えないのではないかなと思います。
では、子どもが自分から
「ごめんなさい」が言えるようになるための
3ステップをこれから説明します。
ステップ①悪かったと思っている気持ちに共感する
例えば
公園の砂場でお友達と遊んでいて
おもちゃの取り合いでケンカになって
つい相手を叩いてしまい、
相手が泣き出してしまったという時。
実は、子どもはその瞬間に
「しまった」
「悪いことをした」
と反省をしているわけです。
その証拠に
相手を叩いてしまった後に
表情が曇っているはずです。
ですから
「今、ごめんなさいって思っているのね」
「お母さんにはわかる」
「心の中で言っているのが聞こえるよ」
このように
お母さんが共感をしてあげてください。
そうすると子どもは
「お母さんが共感してくれる」
「お母さんがわかってくれた」
ということでより反省をしていくと思います。
ステップ②子どもの代わりにごめんなさいを言う
もしかしたら
叩かれた相手の子のお母さんは
あなたを睨んでいるかもしれません。
そういうときには
お母さんが代わりに謝ってあげてください。
まず相手のお子さんには
「ごめんね」
「痛かったでしょう」
それから相手のお母さんにも
「うちの子の手が出てしまいまして本当に申し訳ありません」
と心から謝ってあげてください。
そうすると
相手のお母さんもお互い様ですから
許して下さることが多いと思います。
子どもはそれをそばで見ていますから
「ちゃんと相手に謝れば相手が許してくれる」
「そしてまた一緒に楽しく遊べる」
こういったことを学んでいきます。
何度も積み重ねていくことで
自分から「ごめんなさい」が
必ずいつか言えるようになります。
ステップ③子どもがごめんなさいと言えたら、その後は怒らない
例えば、子どもがやってはいけないことをやって
お母さんが叱ったとします。
その時に子どもが「ごめんなさい」と謝ったとしても
親はかなりボルテージが上がっているときがあります。
「ごめんなさい」と子どもが言ったあとに
「分かった!」
「もうそういうことしちゃダメよ!」
と上塗りで叱ってしまったりするわけです。
そうすると子どもは
「せっかくごめんなさいって言ったのに、さらに叱られた」
という経験をすることになります。
ごめんなさいと言うと
さらに叱られる
こう学習してしまいます。
そうするとごめんなさいが
余計に言えなくなるのです。
ですから
子どもが「ごめんなさい」と言ったら
「よく言えたね」
「○○くんはそんなことしないよね
「お母さんわかるよ」
こういうふうに切り替えてほしいのです。
つまり
子どもの「ごめんなさい」という言葉を聞いたら
お母さんの怒っている気持ちを
スイッチオフに切り替えてみましょう。
ぜひ試してみてくださいね。